神秘な輝きをたたえる十和田湖
十和田湖は、轟々と流れる奥入瀬渓流や深閑とした十和田樹海や、四季折々の造形美を見せる八甲田がセットとなり、どっと観光客が訪れます。休屋には十和田神社があり、初詣客も随分いるそうです。江戸時代から蔦温泉の湯治客の最終目的になっています。同じく休屋にある高村光太郎作のブロンズ「乙女の像」が建ちます。光太郎は透明な十和田湖と突き抜ける青空を見て、「円錐空間」と詩に書きました。
十和田湖は青森と秋田の両県にまたがる二重式のクルミの形に似ているカルデラ湖です。森が深く、すり鉢状なのでまさに「円錐空間」なのです。
中々高いところから見下せるポイントが少ないです。面積は60平方メール、周囲44km、湖周道路53kmほどあるのですが、瞰湖台(かんこだい)、御鼻部山展望台、滝ノ沢展望台、発荷(はっか)峠などのビューポイントくらいしかありません。周りの樹木が伸びて、さらに葉っぱが茂って来ると展望台に上がっても見えないところがあります。
休屋に近い瞰湖台が一番見やすい展望台です。柵を付けた新しい展望台です。以前はその奥に、柵がないポイントでした。水の違いを感じます。水がいいから何から何まで新鮮で神秘的な景色になるようです。
■十和田ビジターセンター
・電話:0176-75-2368
・住所:青森県十和田市大字奥瀬字十和田湖畔休屋486
・URL:http://www.towada-kankou.jp/