世界初の山岳鉄道センメリング鉄道
ウィーンの森の南、グログニッツからミュルツツーシュラークまでを結ぶ世界初の山岳鉄道。約41kmの区間にあるトンネルや高架橋は自然と調和し、中でも二層構造になっているクラウゼルクラウゼ橋やカルテリンネ橋はその優美さで人々を魅了しています。普段は静かなグログニッツは週末ともなればアウトドアを目的とした人々が押し寄せるアクティブな場所。ハイキングはもちろん、水泳、乗馬、釣りやテニス、自転車に至るまで、幅広いアウトドアスポーツを楽しむことができます。鉄道の名を冠しているセンメリングはかつて上流階級の人々が集う高級リゾート地。夏はフェスティバル、冬はウィンタースポーツと今でも大賑わいです。鉄道の終点ミュルツツーシュラークはブラームス所縁の街。彼が滞在した家や散歩道が残り、毎年9月にはブラームス音楽祭が開催されています。
行き方
ウィーン南駅からグラーツ方面の列車でグログニッツ駅まで約1時間30分。1時間に1便。
オーストリア政府観光局から許諾をいただいた写真を投稿しています。
撮影者:Oest.Bundesbahnen(1枚目)、Jezierzanski(2枚目)、Kalmar(3枚目)
※データは記事公開時点のものです。