『はじめてのRuby』ではなく、『はじめてのプログラミング』という表題になっているのが本書のポイントです。プログラミングについてまったく知らない初心者が、最初に手に取る本としてこれ以上の本はありません。
○素晴らしい教科書
各章、各節のポイントがまとめられていたり、練習問題がたくさん記載されている等、初心者向きの教科書として、とてもよくできた本です。とばし読みをせず、前から順番に読んでいくことで、知らず知らずのうちにRubyプログラミングの力がついていきます。
○レベルアップしたら続巻へ
懇切丁寧に解説されている本だけあって、この本一冊だけでRubyを使ってアプリケーションソフトを1人で作れるレベルには到達しないかもしれません。しかし、この本には続巻が二冊あり、第三巻目ではソフトの設計手法まで解説されています。自分が作りたいソフトをどうやって作っていけばよいかという手順を解説した入門書は少ないので、そういう点での価値も高いと思います。
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※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。