生命保険/生命保険の見直し方

保険料が上がらないタイミングで手続きするとおトク!

「○月生まれの人は○月までに保険に入るとおトク」とか「誕生月の前月までに入るとおトク」とかのセールストークを聞いたことがある人は多いでしょう。これは、年齢が1歳上がる前だと保険料は今の年齢で計算されるので少し安くすむからです。では、どのタイミングで入れば、1歳上がった保険料にならないのでしょうか。それを知っておいて、余分な保険料を払わないようにしたいものです。

執筆者:小川 千尋

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契約手続き中に保険料が上がることも!?

保険料が上がるタイミングに注意!

保険料が上がるタイミングに注意!

生命保険は年齢が1歳上がるごとに保険料が上がるのが一般的。この年齢は 「契約年齢(契約日における被保険者の年齢)」のことで、手続きのタイミングで契約日に契約年齢が上がってしまうと、保険料も上がってしまいます。

契約年齢はちょっとやっかいで、契約年齢を決める方式には、「保険年齢」と「満年齢」の二通りあります。前者は、満年齢+6か月超で切り上げて1歳上の年齢で、後者は満年齢で保険料を計算する方式です。最近は、満年齢方式を採用する生保会社が増えていますが、保険年齢方式を採用している生保会社も存在します。

保険年齢方式の会社は、契約日が満年齢+6か月以内に納まらなければ1歳上の保険料が適用されます。対して、満年齢方式の会社なら、契約日は誕生月の前月まで引っ張っても保険料は満年齢で計算します。

余裕を持って契約手続きをしよう!

さて、ここで問題なのは、「契約日」がいつになるかということ。契約日は、保険料の払込方法で異なり、月払いの場合は毎月1日と決まっています。前月までに成立した契約を、翌月1日にまとめて契約日とするわけです(保障は契約日以前にスタートしている)。

契約手続きは、申込、審査・告知、第一回目の保険料支払い、保険会社の承諾というステップを経て契約になります。第一回目の保険料支払いを金融機関の口座振替に指定すると、契約日まで2か月近くかかることもあるのです。つまり、契約年齢間際になって手続きをスタートすると、契約日には年齢が1歳上がって保険料も上がってしまう可能性があるということ。これでは、保険料でトクすることはできません。保険料が上がらないタイミングで手続きが完了するよう、3か月くらいの余裕を持って手続きを始めましょう。

なお、保険料をクレジットカード払いにする、半年払い・年払いにすると申し込みから契約日までの期間を短縮できます。

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