法事・法要の進め方
法事の進め方を解説
法事は葬儀と違って、司会者もいなければ着席や焼香案内をするスタッフもいません。施主が自ら遺族・親戚に着席の案内をし、準備ができたら僧侶に声をかけて開式となります。
一般的には次のような流れで進められます。- 一同着席
- 僧侶の読経
- 遺族・親戚の焼香
- 参列者の焼香
- 僧侶の法話
- (お墓参りや卒塔婆供養)
- 会食
法事の進め方:自宅で法事を行う場合
自宅で法事をする場合は、仏壇の荘厳を整え、焼香ができるように準備をします。寺院の本堂や専門式場と違ってスペースが限られているため、廻し焼香となるケースがほとんどです。廻し焼香とは、着席したまま前の人からまわってきた香炉で焼香をするスタイルのこと。廻し焼香の香炉はお盆に乗せてセットしたほうがベター。抹香がこぼれるのを防ぐだけでなく、熱くなった香炉に直接手が触れないよう危険防止の意味もあります。開式前には灯明をつけて(蝋燭に火を入れて)、火を付けた炭を香炉に入れておきます。法事の進め方:墓前法要の場合
墓前法要をする前には、お墓のお掃除をしておきましょう
会食場所での法事の進め方
会食場所では、僧侶がいる場合には上座へ案内します。遺族は下座に着席。始まる前と終わりには施主から挨拶をします。【施主挨拶の例】
「本日はご多用中のところ、○○○○の○○法要にお集まりいただきありがとうございます。(~故人のエピソード等~)。ささやかですが、簡単なお食事を用意しております。みなさま、どうぞ故人の思い出話などを交えて、ごゆっくりお召し上がりください。」
「本日は長時間にわたりお付き合いをいただきありがとうございました。おかげさまで○○○○の○○法要を無事に終えることができました。(~感謝の言葉等~)。今後とも変わらぬお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。皆様のお席の横にお引き物を用意させていただきました。お帰りの際にはお忘れになりませぬよう、お持ち帰りください。」
法事の服装マナー
三回忌までは、遺族・親戚は喪服を着用することが一般的です。七回忌以降は喪服ではなく平服で。ただしアクセサリーを付ける場合はシンプルなデザインにし、パールやラメが入った服装は避けた方が良いでしょう。【関連記事】