PC周辺機器/ハードディスクの選び方

ハードディスクが故障したら、まずすべきこと(2ページ目)

PCを日常的に使うにあたって気をつけたいこと、そして常に覚悟しておきたいのが「HDDの故障」だろう。そんなときにまずすべきこと、またそうならないためにすべきことを紹介していこう。

安蔵 靖志

執筆者:安蔵 靖志

デジタル・家電ガイド

ハードディスクが壊れた場合の対処方法

ここまで紹介してきたのは、HDDがまだ「生きている」場合の対処法だ。ではHDDが死んでしまった、もしくは重要なデータが入ったフォルダーが丸ごと壊れてしまった場合にはどうすればいいのだろう。

■代わりのHDDを購入し、OSをインストール
まずはPCからHDDを取り外し、代わりのHDDを取り付けてOSをインストールする。内蔵したまま復旧を試みる方法もあるが、壊れたHDDをいつまでも取り付けていても仕方がないのでまずはそこからスタートしよう。

重要なのは、壊れたHDDにデータを書き込まないということだ。ファイルの保管場所情報などが壊れてデータが読めなくなった場合、その情報を復旧できればデータを元に戻せる可能性がある。しかし誤ってその上にデータを上書きしてしまえば、そこで試合終了だ。このため、「何とかOSが立ち上がるように復旧しよう」と試みるより、まずはOSの復旧をあきらめてデータの復旧に専念することが重要になる。

■データ復元ソフトを用いて復旧に挑戦
データ復元ソフトは数あるが、その中から一つだけ「ファイナルデータ9.0プラス 特別復元版」を紹介しておこう。起動して壊れたHDDにアクセスすると、どのデータを復元できる可能性があるかを一覧で表示してくれる。すべてが復元できるわけではないが、一覧に表示されたデータは高い確率で復元できるので頼もしい。

無料体験版があるので、データを復元したい人はまずこちらをダウンロードして起動してみよう。復元したいデータが見つかれば、そこで購入を検討してみるといい。


■それでもダメならHDD復旧サービスを検討するのも手

これらの対処でも復元できない場合は、専門業者によるHDD復旧サービスもある。2万円程度からと決して安くはないが、それだけ重要なデータなら背に腹は代えられないはず。その場合はこうしたサービスを検討してみるといいだろう。


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