世界文化遺産であり日本三景の一つ…広島の「嚴島神社」
海に浮かぶ朱色の大鳥居が何とも幽玄的な宮島の「嚴島神社」。宮島口よりフェリーで10分渡ると、そこはフランスのモンサンミッシェルのような「そこにしかない独創的」なただならぬ佇まいをしている風光明媚な場所。宮島は「安芸の宮島」と呼ばれ日本三景の一つです。厳島神社の推古天皇元年に創建されたといわれ、1996年には世界遺産にも登録されました! 大鳥居は奈良の大仏とほぼ同じ大きさだそうです。その高さはなんと、16m!
嚴島神社のHPによると、主柱は樹齢500~600年のクスノキの自然木で作られており、8代目にあたる現在の鳥居を建立するにあたっては、巨木探しに20年近い歳月を要したといいます。また根元は海底に埋められているわけではなく、松材の杭を打って地盤を強化し、箱型の島木の中に石を詰めて加重するなど、先人の知恵と工夫によって鳥居の重みだけで立っています。嚴島神社は海を敷地とした大胆で独創的な配置構成、平安時代の寝殿造りの粋を極めた建築美で知られる日本屈指の名社だそうです。
幻想的な朱色の廻廊で結ばれた社殿は、潮の満ち引きによって風景をがらりと一変させます。満潮のときは社殿のスレスレまで海水の水位が上がり、まるで社殿が海に浮かんでいるように見えます。山と海と朱色の社殿の風景は、まるで絵画のよう。シーズンによっては、ライトアップされたり、催し等が開催されたりします。また、敷地にはたくさんの可愛らしい鹿たちが生活していますので、動物好きな方はそちらもチェック! グルメも充実! 特産品のあなご丼や「カキ」をはじめ、たくさんの魚介類などが専門店や出店で頂く事ができます。名物の「もみじ饅頭」の食べ歩きも楽しみの一つですね!
■厳島神社
住所:広島県廿日市市宮島町1-1
参拝時間:6:30~17:30
(12月は17:00まで、3月1日から10月14日は18:00まで)
料金:大人300円 高校生200円 小中生100円
アクセス:宮島口桟橋よりフェリー約10分で宮島港着、宮島港から徒歩約10分
広島港(宇品港)より高速フェリーで約22分
HP:http://www.miyajima-wch.jp/jp/itsukushima/