収入は高くても、身の丈に合わない支出はズシリと重い

先の心理テストで、グループBのチェック項目が多かったあなた、そのタイプは「イベント消費型」。その名のとおり、イベントにはついつい支出、散財してしまう傾向にあります。予算オーバーでも無理して買ってしまう住宅やクルマ。レジャーや知人・友人との交際でも散財。家電もついつい1ランク上を買うことに……。

家族4人で暮らす埼玉県の村山雅明さん(仮名)。年収は手取りで600万円超ですから(マネーデータ参照)、34歳としては高い部類でしょう。しかし、家計は決してラクではありません。ずーっと赤字家計だったことに最近気付き、その危機感から奥様はパートを始めたばかりです。
イベントやレジャーへのお金を惜しまないタイプの村山家

イベントやレジャーへのお金を惜しまないタイプの村山家



データを見たFPの八ツ井さんは、典型的なイベント消費型だと分析します。
住宅ローンがかなり家計を圧迫しています。毎月11万2000円も軽くはないですが、年間96万円のボーナス払いが大きい。広めの一戸建てとのことですが、購入が3年前でローン残高はまだ4200万円。希望を優先して、高額の物件を無理して買ってしまったことがうかがえます。また、クルマのローンが月3万5000円。3500ccなので、車両価格も維持費も当然割高。この点も住宅と類似しています」 
村山家の家計が圧迫されている原因を八ツ井さんが分析

村山家の家計が圧迫されている原因を八ツ井さんが分析


また村山家では、ご主人が今後家計をグッと切り詰めていきたい、と主張。一方、奥様は貯蓄も必要だが、そのために夏休みの旅行など、家族で楽しむことを犠牲するのは納得がいかないと反論します。

「奥様の気持ちもわかりますが、それもすべて住宅の代償。身の丈に合っていなかったということです。ただ、救いは奥様がパートという行動に出たこと。月5万円の収入は大きいですよ。これをできれば全額貯蓄し、住宅ローンの繰上返済に充てる。合わせて、住宅ローンの借り換えも検討しましょう。そして、家族とは家で楽しむ。庭にテントを張るとか、バーベキューをするとか。支出を抑えて楽しむといった工夫が必要でしょう」

→グループAも多かった人はこちらから
→グループCも多かった人はこちらから

心理面から、30代で幸せになれるお金の付き合い方を考えてみます

取材・文/清水京武  監修/八ツ井慶子(ファイナンシャル・プランナー)
イラスト/竹松勇二 パネルデザイン/引間良基


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。