文庫本を片手に訪れたい、倉吉白壁土蔵群
歴史ある蔵の町は幾つか知られていますが、鳥取県中部の倉吉市にある倉吉白壁土蔵群は、観光客が大量に繰り出すわけでなく、ほどよい静けさを保っているのがいいです。かつての倉吉市の中心地であった、打吹玉川地区9.2ヘクタールが、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。100棟ほどがあります。この地区では江戸後期から明治にかけての立派な商家が今に残っていますが、これは今はもう見ることがほとんどない、倉吉の名産だった倉吉絣や稲扱千刃によって財をなした商家がたくさんあったことを物語ります。醤油やお酒も盛んに造られました。本町通りには特徴的な石州の赤瓦を使った商家が並び、玉川沿いに並ぶ白壁の蔵とともに見所となっています。喫茶や民芸品を売る店などもありますから、文庫本を持って訪れるのもいいのではないでしょうか。
所在地:鳥取県倉吉市魚町、研屋町、東仲町、新町1丁目、堺町1丁目
電話:0858-24-5371(くらよし観光・MICE協会)
地図:Yahoo!地図情報
倉吉観光情報:http://www.apionet.or.jp/kankou/html/midokoro1.htm