人気のコーヒー株主優待銘柄、最もお得なのはどれ?
<目次>1、タリーズコーヒー
2、スターバックス
3、キーコーヒー
4、カルディコーヒーファーム(キャメル珈琲)
5、ユニカフェ
6、ドトールと星乃珈琲店とエクセルシオールカフェ
7、ダイオーズ
8、喫茶室ルノアール
9、まとめ
世界で最も飲まれている嗜好飲料がコーヒーです。気分転換や勉強のお供にと、愛飲されている皆様も多いと思います。近年では、これまでなかった文化を持ち込むことで、スターバックスのように急成長したコーヒーチェーンもたくさんあり、多くのファンを抱えています。
ちなみに、世界最大のコーヒーチェーンであるスターバックスのCEOハワード・シュルツ氏は、イタリアのバールに見られるコーヒー文化に感銘を受け、最高品質のコーヒーをアメリカに広め、その価値を顧客に伝えることに情熱を注ぎ、世界中に多くのファンを抱えています。
日本にも人気コーヒーチェーンや人気のコーヒー企業がいくつもあります。そこで今回は各社の株主優待情報を調べてみたいと思います。株主優待で少しでもお得に、お洒落にコーヒーを飲みましょう!
優待銘柄1.タリーズコーヒー
タリーズコーヒーはアメリカ・ワシントン州シアトルを本拠とするコーヒーのチェーン店です。コーヒーの味へのこだわりが強い25歳以上を客層のメインターゲットとしているチェーンです。日本では現在、伊藤園の子会社となったタリーズコーヒージャパンが運営しています。タリーズコーヒージャパン自体は上場していませんので、直接の株主優待はありませんが伊藤園の株主優待は自社製品なのですが、その中にタリーズコーヒーの商品が入ることがあります。<参考>伊藤園(東証1部<2593>)
予想配当+予想優待額面利回り:1.18%
利回りは100株を購入して株主優待を1500円で評価した場合
【2018年12月12日株価】5,100円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=51万円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 45円
【株主優待権利確定月】 4月
【予想PER/実績PBR】33.7倍/4.4倍
【優待内容】自社製品詰合せと自社通信販売製品割引
自社製品
100株以上・・1500円相当
1000株以上・・3000円相当
自社通信販売製品割引
100株以上30%割引
1000株以上50%割引
優待銘柄2.スターバックス
アメリカ・ワシントン州シアトルに本社を置く世界最大手のコーヒーチェーン企業です。日本においてはスターバックスジャパンが店舗運営しており、以前は上場していたのですが、その後にアメリカの本社、スターバックス・コーポレーションが完全子会社化してしまい、現在は上場しておりません。上場していたころは非常に人気のあった株主優待だけに非常に残念です。優待銘柄3.キーコーヒー
キーコーヒーはロゴが鍵のマークでおなじみのレギュラーコーヒーの製造販売大手企業です。もともと鍵のマークとなったのは創業者の「コーヒーは、日本人の新しい食生活と文化を開く鍵だ」という考えに基づくものだとか。喫茶店などの業務用が主力で、子会社にイタリアントマトなどがあり、自社でもチェーン展開を行っています。株主優待は店舗で使える利用券ではありませんが、自社商品詰め合わせセットなので、コーヒー好きには知っておいて欲しい株主優待の1つです
キーコーヒー(東証1部<2594>)
予想配当+予想優待額面利回り:1.83%
利回りは100株を購入して株主優待を2000円で評価した場合
【2018年12月12日株価】2,132円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=21万3200円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 19円
【株主優待権利確定月】 3月、9月
【予想PER/実績PBR】109.9倍/1.4倍
【優待内容】自社製品詰合せ
100株以上・・1000円相当
300株以上・・3000円相当
1000株以上・・5000円相当
優待銘柄4.カルディコーヒーファーム(キャメル珈琲)
カルディコーヒーファームは自家焙煎のコーヒー豆およびコーヒー関連商品や酒類などを販売するチェーンです。レストランやカフェも運営しています。社名のカルディはコーヒーの起源の1つである、エチオピアのヤギ飼いの牧人カルディ(KALDI)が山でコーヒーを食べたヤギが興奮状態になることに気付いた事から発見されたという話に依るもの。しかし、残念ながらカルディコーヒーファームを運営する株式会社キャメル珈琲は上場しておりませんので、株主優待はありません。ファンが多いだけに残念ですよね。
優待銘柄5.ユニカフェ
ユニカフェはUCCホールディングスの子会社のレギュラーコーヒーの焙煎、加工メーカー。缶コーヒー向けの工業用が主力でトップクラスのシェアを占めています。最近は家庭向けにも注力。店舗はなく、このため、株主優待もドリップコーヒー・レギュラーコーヒーセットといった自社製品となります。ユニカフェ(東証1部<2597>)
予想配当+予想優待額面利回り:2.40%
利回りは100株を購入して株主優待を2000円で評価した場合
【2018年12月12日株価】1,169円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=11万6900円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 8円
【株主優待権利確定月】 12月
【予想PER/実績PBR】59.9倍/2.1倍
【優待内容】自社製品(ドリップコーヒー・レギュラーコーヒーセット)
100株以上・・2000円相当
1000株以上・・3000円相当
優待銘柄6.ドトールと星乃珈琲店とエクセルシオールカフェ
ドトールは「1杯のおいしいコーヒーを通じて人々に安らぎと活力を提供する」を社是とする珈琲卸・コーヒーチェーンです。一方、星乃珈琲店は一杯ずつ丁寧に淹れたハンドドリップコーヒーとスフレパンケーキで有名なコーヒーチェーンです。もともと星乃珈琲店は日本レストランシステムが経営していましたが、ドトールコーヒーと持株会社であるドトール・日レスホールディングスを設立し、ドトールも日本レストランシステムもドトール・日レスホールディングスの完全子会社となっています。ちなみに日本のスターバックスとも言うべきエクセルシオールカフェはドトールが運営しているカフェチェーンです。
ドトール・日レスホールディングスは上場しており、株主優待があります。ただ、全国のドトールコーヒーショップ、エクセルシオールカフェ各店舗でしか使えず、星乃珈琲店では使えません。しかし、ドトールとエクセルシオールカフェは店舗数が多いので、便利な株主優待であると言えます。
ドトール・日レスホールディングス(東証1部<3087>)
予想配当+予想優待額面利回り:1.91%
利回りは100株を購入して株主優待を1000円で評価した場合
【2018年12月12日株価】2,198円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=21万9800円
【今期予想現金配当(1株あたり)】32円
【株主優待権利確定月】 2月
【予想PER/実績PBR】16.9倍/1.0倍
【優待内容】株主優待カード(「ドトールコーヒーショップ」、「エクセルシオール カフェ」等で利用可)
100株以上・・1000円相当
300株以上・・3000円相当
500株以上・・5000円相当
優待銘柄7.ダイオーズ
ダイオーズはコーヒー・給茶機、清掃などオフィス向けサービスを提供している企業です。オフィスコーヒーで国内首位級、米国3位。店舗は展開しておりません。同社は上場しており、株主優待があります。ダイオーズ(東証1部<4653>)
予想配当+予想優待額面利回り:1.90%
利回りは300株を購入して株主優待を2000円で評価した場合
【2018年12月12日株価】1,401円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=14万100円
【今期予想現金配当(1株あたり)】20円
【株主優待権利確定月】 9月
【予想PER/実績PBR】15.7倍/1.5倍
【優待内容】コーヒー
300株以上・・100杯分
1000株以上・・200杯分
優待銘柄8.喫茶室ルノアール
大正ロマンをイメージしたこだわりの空間で、こだわりのネルドリップ抽出のまろやかで深みのある味わいのブレンドコーヒーを提供する喫茶室ルノアールは銀座ルノアールが経営しており、飲食券の株主優待があります。銀座ルノアール(東証ジャスダック<9853>)
予想配当+予想優待額面利回り:2.27%
利回りは100株を購入して株主優待を1000円で評価した場合
【2018年12月12日株価】1,059円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=10万5900円
【今期予想現金配当(1株あたり)】14円
【株主優待権利確定月】 3月
【予想PER/実績PBR】24.5倍/1.1倍
【優待内容】飲食券他
100株以上・・1000円相当
500株以上・・5000円相当
1000株以上・・10000円相当+3500円相当のコーヒーセット
コーヒーの優待銘柄は手軽に始められるものが多い
いかがでしたでしょうか? タリーズコーヒーやスターバックスなどの人気チェーンは残念ながら株主優待がありませんが、その他のチェーンやコーヒー企業は株主優待があります。コーヒーチェーン・コーヒー企業の株主優待の利回りは決して高水準ではありません。しかし、最低売買単価は10万円~20万円程度となっており、比較的手がけやすい銘柄が多いと思います。まだ株式投資を始めていない皆様でも、手軽に始められると思いますので、コーヒー好きの皆様には投資をご検討いただく価値はあると思います。
参考:日本株通信
※記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告無く変更される場合があります。また、資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願い申し上げます。