2012年夏~秋、ぐんぐん広がる大丸東京店
2007年11月にグラントウキョウノースタワーに移転し、さらに今回面積が1.4倍に広がる大丸東京店。8月22日(水)に地下の食品フロア。9月3日(月)に1~7・11・12階の有名ブランド・ファッション・レストランフロア。9月14日(金)に8~10階の東急ハンズ。そして10月5日(金)に通行量の多い八重洲口地下に面した場所の新ショップを加えて、グランドオープンとなります。「乗り継ぎの時間に便利」という点から、国際空港の店作りをモデルにしたという大丸東京店の巨大化計画。まずは東京駅での需要の高い“お弁当”また“東京土産”を中心に、地下1階の食品フロアを見ていきましょう。限定品が一杯! 全長60メートルの『お弁当ストリート』
まずは電車に乗る前に是非とも手に入れたい「お弁当」からチェック。これまでも扱うお弁当の数600種類以上と、他の百貨店の追随を許さない圧倒的な品揃えだった大丸東京店でしたが、今回はこれまでの32ブランドから55ブランドへとさらにパワーアップ。その中に、23ブランドが軒を連ねる全長約60メートルの『お弁当ストリート』が出現しました。まず気になったのはフロアのほぼ中央にある『男の総菜 百膳』。約11cm四方のパッケージに入った、板前さん手作りのお総菜やごはん類などが100種類以上ずらりと並ぶお店です。
なぜ11cm四方なのか。これは新幹線のテーブルに置きやすいよう配慮された規格で、出張の前後に好きなモノを好きなだけ、計量しなくてもサッと買えるよう工夫されています。『牛スジやわらか煮』(480円)は味付けが濃くビールに合いそうな一品でした。人気のうどん店・つるとんたんを手がける会社が運営しています。
東京らしいお弁当が食べたいなら、『神田 志乃多寿司』へ。1902年(明治35年)創業の稲荷寿司とかんぴょう巻きの老舗で、店主も4代目ならばお店を訪れる人も4代目、100才のおばあちゃんがひ孫とお寿司を買いに来るという、長~く愛されているお店です。
コクのある油揚げに寿司飯、そして一欠片入ったレンコンの歯ごたえがアクセントになっています。稲荷寿司とかんぴょう巻が4個ずつ入ったお弁当は766円。洋画家・鈴木信太郎によるパッケージもキュートです。
手作りサンドイッチ専門店の『メルヘン』には、話題の「丸の内タニタ食堂」とのコラボレーションサンドイッチ・『ブラウンサワーのヘルシーサンド』(735円)が登場。
タニタ社員食堂のコンセプトである「栄養バランスに配慮しつつ野菜をたっぷりと使い、カロリーや塩分を抑えた食事」を6種類のサンドイッチで再現しました。ボリュームがあり、華やかでカラフルなサンドイッチは350キロカロリーというのが信じられません! サンドイッチは味付けで調味料などを多用してしまいますが、塩分がたったの2.2グラムというのも驚き。パッケージには詳しい品書きも添えてあり、「ああ今体にいいものを食べている」と実感できるのも嬉しいボックスです。
この他にも『神楽坂 五十番』の『五十番シュウマイ弁当』(840円)など、大丸東京店だけの限定お弁当も目白押しです。
お弁当ストリートの横には、肉好きにはたまらないストリートが!
>次のページで歩いてみましょう。