第三展示室「ヴィンテージ・コレクション」~希少価値のある逸品を展示
模型と並んで原氏がこだわった「1番切符(開業初日の最初に発券された切符で、0001が印字されている)」のコレクション。東海道新幹線開業初日「ひかり号」の1番切符などを展示。購入時のエピソードの数々もパネルで紹介されている。第三展示室で目に付く模型としては以下のものがあった。
■15セットしか製作されなかったドイツの老舗メルクリン社の鉄道模型
20世紀初頭に鉄道会社の記念品として15セットのみ製作された3両セットの模型。戦災や散逸などで何セット現存しているか不明である。メルクリン社から譲って欲しいと懇願されたと言われる貴重品。
やはり、20世紀初頭にメルクリン社で製作された貴重品。配電盤には脱線したときのショートを防ぐための電球がついている骨董的モデル。1980年代に、原氏は国際電話をかけっぱなしにしてオークションで落札。後に、ヴッパータール市博物館から譲ってほしいとの申し出があったとのこと。
■アメリカ・ライオネル社の電動模型
原氏が幼少時に祖母から買ってもらった高価なおもちゃ。当時の首相の月給が450円の時代に、なんと495円で購入してもらったという。