夫の両親を味方につけた好例も!
夫の両親を味方につけることでトラブルを回避できるケースも!
Yさんの夫は愛人の女性と浮気をしていたことが発覚し、夫婦は離婚をすることになりました。その際、Yさんは夫の両親に「夫を浮気に走らせたのは妻である私にも原因があったのだと思います」と自分にも非があるかのように接したといいます。
すると、夫の両親は息子の不貞を詫び、「義理とはいえ娘は娘。あなたに協力しましょう」とYさんに高額の慰謝料の請求をさせ、それを息子に承諾させたといいます。
Yさんはもともと素直な性格の持ち主であったことも事態を好転させました。もしも、Yさんが好戦的で、夫に対しての不満を義両親にぶつけていたとしたら、「こんなヒステリックな嫁だからこそ、息子が他の女性を求めたとしても無理はない」と思われてしまっていたかもしれません。
Yさんのように、夫の両親が参謀になることで、離婚がスムーズに運ぶ場合もあることも覚えておいてください。
トラブルが起きる前から良好な関係を築いておくこと
このように、夫の家族に嫌われてしまっていては、デメリットこそあれメリットはひとつもないといっていいでしょう。良好な関係を保つために今からできることは2つあります。ひとつは、いつでも誠意を持って素直に接していること。たとえば、ときには遊びに行ってお茶を飲んだり食事をしたりして、コミュニケーションをとることも大切でしょう。感謝の気持ちを言葉にして伝えることも重要です。もうひとつは、「夫に優しい嫁」であることを、きちんと伝えることです。「自分の息子のことを大切にしてくれる人」という認識があれば、何かトラブルが起きたときでも手心が加えられるものだからです。
「日頃からの根回し」というとビジネスライクに聞こえるかもしれませんが、究極は人と人とのつながりがポイントになります。円満な結婚生活を送るためにも、トラブルが何も起きていないときから、小さな努力を惜しまないようにしましょう。