鉄道/鉄道博物館

群馬の鉄道博物館「碓氷峠鉄道文化むら」に行こう!!(3ページ目)

1997年に廃止となったJR信越本線横川~軽井沢間。難所碓氷峠を行き交うために横川にあった車両基地跡を再利用したのが「碓氷峠鉄道文化むら」です。同施設は碓氷峠にゆかりの車両ばかりではなく、旧国鉄時代に活躍した電気機関車を中心とした車両群、園内を遊覧する乗り物など、鉄道ファンばかりでなく、家族でも楽します。

野田 隆

執筆者:野田 隆

鉄道ガイド

鉄道博物館「碓氷峠鉄道文化むら」に来たら
遊覧車両にも乗ろう!

DLあぷとくん

ゲート付近のアーチ橋を渡るDLあぷとくん

園内を一周するのが「あぷとくん」。3両の客車を引っ張っているのは、SL(蒸気機関車)またはDL(ディーゼル機関車)。SLは小さいながらもイギリス製の本物。煙を吐いて力走する。DLは初代のアプト式電気機関車EC40形を模した日本製。園内のゲート付近のアーチ橋を渡る様子は、20世紀初頭の横軽を行き交う列車を彷彿とさせる。その他、あぷとくん以外にはミニSL、ポッポさん、手こぎトロッコがある。

●遊覧車両「あぷとくん」
昼休み以外は、概ね30分毎運転。
乗車料金は400円(中学生以上)、4歳以上小学生まで200円。3歳以下無料。


シェルパくん

トロッコ列車シェルパくん

園内から飛び出すと、旧信越本線廃止区間の一部線路を利用したトロッコ列車「シェルパくん」が土休日に走っている(8月は平日も運転)。かつての保線用ディーゼル機関車がオープンデッキの客車2両を押し上げたり、引っ張ったりして「ぶんかむら駅」から、重要文化財となっている旧丸山変電所のある「まるやま駅」まで約1.6kmを10分かけてのんびり走っている。以前は、その先にある温泉施設「とうげのゆ駅」まで運行していたが、諸般の事情から当分は「まるやま駅」で折り返している。

>>峠の湯については、こちら


「碓氷峠鉄道文化むら」へのアクセス

横川着

横川に到着する高崎発の電車

横川駅

終着駅となってしまった横川駅

JR高崎駅から信越本線横川行きに乗車。所要時間は35分(すべて普通列車)。

夏季には期日限定でD51牽引の「SL碓氷」、首都圏から直通する特急電車利用の臨時列車が運転される。スケジュールがあえば、それらを利用するのも楽しい。

鉄道利用ばかりではなく、上信越自動車道の松井田妙義インターからも近いので、軽井沢方面への行楽の行き帰りの途中で立ち寄ってみるのもいいのではないだろうか。鉄道ファンのみならず、ファミリーでも楽しめるレジャースポットとしておススメしたい。

「碓氷峠鉄道文化むら」公式サイト
  • 所在地:群馬県安中市松井田町横川407-16
  • 電話:027-380-4163(代)
  • 営業時間:3月1日~10月31日 9:00~17:00(入園は16:30まで)、11月1日~2月末日 9:00~16:30(入園は16:00まで)
  • 休園日:毎週火曜日(8月を除く)、12月29日~1月4日 ※火曜日が祝日の場合は翌日休園
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます