使う時期が決まっているお金は安全第一で
子どもの教育費やマイホームの頭金、車の買い替え資金など使う時期がある程度決まっているお金は、使う時期に合わせて満期がくる商品で積み立てましょう。使う時期までの期間が短いお金ほど安全な商品で運用するのが鉄則です。家計に厳しい時代。目的が決まっているお金は安全第一で預けよう!
「はじめに手続きしてしまえば、あとは手間のいらない積立型商品の利用がおすすめです。銀行の自動積立定期なら使う時期に満期を設定し、あとはコツコツ毎月とボーナスで計画した額を貯めていくだけ。手軽に『収入-貯蓄=支出』を実現できます」(FP・神戸孝さん)。
自動積立定期は原則として銀行窓口での申し込みになりますが、以下のようにネットで完結できるものもあります。
◎ソニー銀行 積み立て定期預金
◎三井住友銀行 SMBCダイレクト積立預金『りぼん(提携特典付き)』
子ども保険代わりに使える貯蓄性のある保険とは
教育資金作りなら貯蓄性のある保険商品の活用もおすすめと神戸さん。「解約したときに戻ってくるお金=解約返戻金(かいやくへんれいきん)を一定期間、通常より低く抑え、そのぶん貯蓄性を高めたタイプの保険です。子ども保険の貯蓄性がかなり低くなっていますから、代わりにこのタイプを使う手があります。しかも保険だと使い込みしにくいですからね」。
ただし解約返戻金が低めに抑えられている期間に解約すると元本割れしますから、絶対途中で手を付けない覚悟で利用しましょう。低解約返戻金型保険の代表例は以下のとおりです。
◎アクサ生命「低払いもどし金型定期保険 フェアウィンド」
◎富士生命「低解約返戻金型終身保険 E-終身」
次は、ひと手間はかかるけれど金利が高めの商品を紹介します
監修/神戸孝(ファイナンシャル・プランナー) イラスト/さかきくみこ