シンプルな割りに、意外に機能は豊富だったり
元々は、筆記具とノートが同時に持ち歩けて、立ちながら書ければ、それだけでOKでしたが、実際に作ってみると、思った以上に色々便利だという事も分かりました。まず、普段使っている、「Thinking Power Notebook ネイチャー」というA5横の大学ノートに合わせた作りですが、A5サイズで、短辺側で開くタイプなら、他のノートも入ります。たとえば、打ち合わせなどの場合は、そこにマルマンの「ニーモシネ」のA5ノートパッドを入れたり。もちろん、この場合、ページ押さえは三分の一以上使ったノートパッドにしか対応しませんし、上部ははみ出しますが、ノートパッドの場合、上部は元々筆記スペースではないので問題ありません。また、ニーモシネ・ノートパッドは結構重いので、元々半分くらい使ってから持ち歩く方が便利だったりします。好みで使い方をアレンジしてみるといいですね。また、打ち合わせでA4サイズの紙資料を貰った時など、その用紙を、ペンホルダの下に挟むと、A4用紙がホールドされるので、片手で紙を固定でき、さらに下が画板状態ですので、書き込みも問題ありません。これが、使って初めて発見したのですが、現場でとても重宝します。
さらに、ストラップホールを空けているので、そこにハンドストラップなどを付けて、手首に通しておけば、撮影時には、ぱっと手を離してカメラを両手で使うことも可能。ついでに、裏のポケットのスリット部分は、本来、名刺やメモを差し込んでおくために作りましたが、ここにロディアなどのメモ帳を差し込んで、メモパッドケースとしても。これが、電車などに乗っている時に、咄嗟にメモったりするのにとても便利なのです。
ガイド納富の「こだわりチェック」
この「Note Me」を使っていて、何が便利だといって、カバンから取り出す→書く→参照する→カバンに入れる、といった動作のスピードが格段に上がった事。また、カバンに入れるとほとんど場所を取らず、それでいて、固い革なので出し入れが凄くスムーズな事。つまり、ミニマムで速いんです。最速のノート環境、と言ってもいいと思います。そんな機能もつくづくプロ向けというか、ライターか編集者かフィールドワーカーくらいにしかアピールしないかな、とも思いますが、旅の記録やアイディアの整理など、外で手を動かしたい人には、とても便利に感じていただけると思います。実際、ガイド納富も、取材以外の、例えば小説のプロット作りとか、企画のアイディア出しなどに使っています。画面の大きさが、ほぼiPadくらいで、アイディアをこね回す分にはiPad以上に便利で、ガイド納富は密かに「アナログiPad」と呼んでいます。
ペン挿しは左右どちらからでも入れられる。太く作っているので万年筆や多機能ペンにも対応
手前味噌ですが、他に類似品はない製品ですし、既に買っていただいたプロの方々からは、おかげさまで買って良かったと言ってもらえてるようです。ガイド納富にとっては、既に手放せないツールです(当たり前ですが)。とにかく快適に、素早くノートに書きたい方、一度試してみてくださいね。それと最後に。このネーミングは、文具王こと高畑正幸氏、銀座五十音の宇井野京子氏が中心になって命名してくれました。ちょっと恥ずかしいです(笑)。
【関連リンク】
・「Note Me」はスーパークラシックで購入できます
・もう一つのThinking Power Notebook用ノートカバーの名品
・Thinking Power Notebookの公式サイトはこちら
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