3LDKのリビングに壁面収納をプラスして広々と
「背の高い家具を置くと圧迫感が出て良くない」と思っている人は多いかもしれません。たっぷりとした収納が欲しいのに、中途半端な背の高さの家具を買ってしまったこと、ありませんか。圧迫感が出るのは、部屋の中に凹凸が多いから。68.9平米の3LDKに、たっぷりの壁面収納を導入。片付いたリビングをキープするには、その場ですぐに収納できる仕組みがモノを言います。すっきり整理整頓された空間が好きな方は壁面収納を検討してみると良いでしょう
たとえば部屋の天井高が240cmで、180cm程度のシェルフを買ったとしましょう。天井と家具との間は60cmと、隙間というには大きすぎる空間ができます。天井面も全部見えますし、「大きな家具が置いてある」感が強くなります。でも、家具の面が天井まで伸びていたら? 角が少なくなり、造り付けの壁面収納みたいで、あまり気になりません。
3LDKの間取りをすべてIKEAの家具でコーディネートしたルームセット。3LDKの代表的な間取りをベースにして、梁や柱の位置も再現しているという念の入れよう。もちろん、寝室や子供部屋、キッチン、バスルームなど、あらゆる部屋のコーディネートがチェックできてしまいます
なにより、収納空間が天井まで伸びることで、今まで床に散乱していたようなものが手に取りやすい場所に収納できて便利。床面に置いてある物が減れば、全自動のお掃除ロボット・ルンバだって走らせやすくなります。もちろん、個別の状況によって感じ方は異なることもありますが、基本的には、床から天井まで埋まる家具のほうが圧迫感が出にくいことを知っておきましょう。
次のページでは、ガイドお気に入りのルームセットから、和室と寝室のコーディネートをご紹介しましょう。