歴代のダイナミックな展示を継承する、
横浜トリエンナーレ 日本郵船海岸通倉庫会場
ヨコハマトリエンナーレ2011のもうひとつの会場が、日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)。これまでの横浜トリエンナーレを継承したような、広いスペースを使った、ダイナミックな作品が多いです。ぜひスタッフの方に作品の楽しみ方をどんどん聞きましょう。
・イスがぽつんと置いてあるだけのイェッペ・ハインの作品《Smoking Bench》(メンテナンス中の場合あり)
・山下麻衣+小林直人の作品《大地からスプーンを生み出す》は、砂の山のてっぺんにスプーンがさしてあるというもので、砂鉄を集めている映像が流れているのですが……?
・卵の殻がたくさん……! リヴァーネ・ノイエンシュワンダーの作品《プロソポピーア》
ここで一番の話題をさらっているのが、クリスチャン・マークレー《The Clock》2010ではないでしょうか。たくさんの映画から、時間を示す場面を切り取ってあります。なんと24時間の映像作品で、実際の時間と同期しているので、違う時間に行けば違うシーンが見られます。さっそく「24時間、全部見たい」という声があがっているのだとか。(現在、24時間上映を検討中とのこと)
また、その他の会場として、ヨコハマ創造都市センター(YCC)では、ピーター・コフィン《無題(グリーンハウス)》の植物に音楽を聴かせるライブパフォーマンス「ミュージック フォー プランツ」が、馬車道周辺では、島袋道浩《人間性回復のチャンス》の看板の設置が、横浜市環境創造局環境活動支援センターではスッシリー・ブイオックの《パンプキン・プロジェクト》(カボチャに花の彫刻を施すパフォーマンス)が行われます。
パフォーマンスの日程は、HPでご確認ください。→イベントスケジュール
ちなみに1枚のチケットで、2つの会場ごとに別の日に入場することが可能です。2会場は1日で回ることができますが、1つの会場をじっくり見たいなら、別々の日に行くのがおすすめです。
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