レディースファッション/定番アイテムの着こなし・選び方

着回し力がUPするワードローブ仕分け、3つの鉄則(2ページ目)

気温が徐々に上がってきたことを肌で感じるこの季節。そろそろ衣替えを考えている方も多いのでは?冬物衣料をしまう前に、この秋冬のおしゃれの振り返りをしながら、ワードローブの整理をしてしまいましょう。今回は、来年の秋冬のおしゃれをさらに効率よく楽しむための整理のコツをお届けします。

久野 梨沙

久野 梨沙

レディースファッション ガイド

服装心理学に基づくスタイリングの第一人者。大学で認知心理学・色彩心理学を研究した後、大手アパレルメーカーでの商品企画職を経て個人向けスタイリストに。現在は、色彩心理を活かした印象コントロールや外見コンプレックスの解消、服装でのモチベーション向上など、ファッションと心理を絡めた情報発信に定評がある。

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ワードローブ仕分け、ここがポイント!

以下にあてはまるワードローブは、あなたにとって不良在庫になっている可能性大。ばっさり仕分けて、リサイクルか破棄を考えましょう。

■一昔前のもので、なんとなく古臭く感じるアイテム
着回し力がUPするワードローブ仕分け、3つの鉄則

「なぜ今年着なかったのか」その理由がはっきりすれば、処分も思い切れるはず

ガイドがお客様の家にワードローブチェックにいくと、「昔よく着ていたから……」という理由で処分できない多くの服に出会います。流行はめぐるものとは言いますが、完全に昔と同じ形での流行が来ることはほぼありません。

いくら「80年代風ファッション」といっても、素材やデザインは現代風にアレンジされているもの。クローゼットの容量に余裕がないのであれば、処分することをお勧めします。

思い出があって名残惜しいなら、デジカメで写真を撮ってから処分してみてはいかがでしょうか?

 

■体型に合わなくなったアイテム
一時的に太ってしまった、もしくは痩せてしまって合わなくなったアイテム。「また体型が元に戻ったら着られるかも」と取っておく人も多いのですが、体型は年々変化するものです。体重は戻っても、元のシルエットが似合うように戻るとは限りませんので、クローゼットをすっきりさせたいなら、これも処分したほうがよさそう。

■気分に合わなくなったアイテム
パーソナルスタイリストとして多くの人を見てきましたが、女性は、何年かごとに洋服の好みや方向性の大きな変化があるようです。今まですごくフェミニンな服ばかり選んでいたのに、それらが急に甘すぎるように感じたり、その逆に、明るく柔らかい雰囲気の服が急に着たくなったり……。

もししばらくそんなムードが続きそうなら、今の気分に合わないものは処分対象にした方がよいかもしれません。また昔の好みに戻るとは限りませんし、戻るころにはトレンドが変わっている可能性もあるからです。


以上のものを処分対象として一度振り分け、まだ着られそうなものはクリーニングをして、リサイクルショップやオークションを活用して着てくれそうな方にバトンを渡しましょう。自分のクローゼットの中で徐々に傷んでいくより、すぐに着てくれる人に譲った方が洋服だって喜ぶはず!

手元に残すものが決まったら、いよいよ自分のワードローブの偏りを把握するチャンス! そのチェック方法は次のページで。
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