なぜ、アナタの夫はマザコンになったのか?
手塩にかけて育てたかわいい息子が、ある日見知らぬ女性にさらわれてしまう脅威を“ママ”は感じています
そして、これは多くの人にあてはまることですが、自分の価値観や生活の基準となるものは、育った環境やその環境をつくっていた母親が基本となっていることがほとんどです。母親が仕事と家事を両立させていた家に育った夫なら、「ウチの母親は仕事も家事も完璧、そのうえ子育てまでして立派にこなしていた。それに比べてオレの妻ときたら……」と思ってしまうこともあるわけです。
でも、妻からすれば、母親とは比べてほしくないし、「ママ大好き!」のそぶりを見せてくれるな!ということになります。これが、マザコン夫へのメッセージなのです。
“ママ”を変えようと思うのは無理!
だいたいにおいて、マザコンは息子だけではなく“ママ”のほうにも原因があるものです。ですが、考えができあがってしまっている母に考え方や生き方の変化を求めても、受け入れてもらうことは難しいでしょう。夫が変われなくて、義母も変えられなければ、アナタ自身が変わればいいのです。それでは、どう変わればマザコン夫とそのママとうまくやっていけるのでしょうか。
“ママ&マザコン夫”と上手にやっていくコツとは?
結婚は家族をつくることですが、まずは夫婦というふたりの独立した単位ではじめるものであって、“ママ”が入り込んでくるものではありません。大切なのは、ふたりが愛し合って結ばれたという事実ですから、まずは夫婦間でふたりの気持ちをたしかめあう必要があるでしょう。そのうえで、家族となる夫の両親との関わり方について、夫とよく話し合うこと。「夫婦という新しい家族の誕生を見守ってほしい」と“ママ”に伝えていきましょう。
逆に、義母へは夫のいいところをほめて伝えることです。さらに、その“いいところ”は、「お義母さんのおかげです」と、義母をしっかり立てると、嫁は敵ではなくなります。「自分の夫、自分の愛する人を産んだのは義母なんだ」と思える優しさこそが、夫婦を、そして家族を幸せに導くカギなのです。