メモリカードを選ぶときのポイント
外部メモリは、Android端末にとって重要なパーツになっているわけだが、快適に使うには、いくつか注意しておくことがある。アプリを外部メモリに待避させた場合、低速なメモリは動作を緩慢にさせることになる。通常利用ではさほど体感しないが、電源OFFから立ち上げる時などは、メモリに待避させたアプリケーションのホーム画面のアイコン表示が、待避させていないアプリケーションよりも遅いことがわかる。アプリケーションを待避させて使う場合、高速な外部メモリのほうが快適に利用できるということだ。
外部メモリの速度が影響するのは、アプリケーションだけではない。画像や動画、音楽などのデータ再生でも大きな重要だ。たとえばカメラアプリでは、静止画も動画も外部メモリに保存される。データが大量になると、そのサムネイル表示や再生表示に時間がかかるのだ。1000枚を超えてくると、サムネイルや再生にかなり影響してくるため、少しでも高速なメモリが欲しいとことだ。
また容量面でも、最近の端末では大きな課題もでてきている。国内メーカー製の端末はワンセグ機能が人気だが、ワンセグ録画のデータは外部メモリに保存されるため、4GBや8GBメモリを利用していても、気がつくと空き容量が足りなくなったということもよくある。
データをこまめに削除すればいいわけだが、録画データを視聴する前に空きデータ不足で削除というのは残念だし、大量のデータをちまちま削除するのもかなり面倒だ。
Androidスマートフォン用のメモリカードを選ぶときは、可能なかぎり大容量、高速なメモリを選びたい。
次のページでは、いまおすすめのメモリカードをご紹介しよう。