SUGOCAへの関心が薄い長崎市民

独自のスマートカードが人気の長崎

独自のスマートカードが人気の長崎

前回は福岡で人気の交通系電子マネー「SUGOCA」について紹介しましたが、今回は第二部の長崎編です。なぜか博多と対象的な動きを見せています。2月26日に講演に行ったのですが、福岡とは全くノリが違いました。長崎の場合、新幹線は遠く東の内陸部を通りますから、地域への恩恵はほとんどありません。そのため、SUGOCAへの関心も薄いものでした。代わりに市内を走る路面電車に乗れる長崎スマートカードという独自規格のICカード乗車券が市民の心を掴んでいたので、これは驚きでした。

長崎市の路面電車はどこまで行っても一律120円の明朗会計

長崎スマートカードは、路面電車とバスで利用できるフェリカ型の非接触ICカードで、乗車の時に入り口の読取機にタッチして、降車の時に出口の読取機で料金を支払うという方式です。長崎市の路面電車はどこまで行っても一律120円という明朗会計なので、非常に便利なのですが、さらにこの長崎スマートカードがあるために、利用しやすくなっています。観光客にも好評です。

講演会でも約8割の人たちが長崎スマートカードをもっていました

ただ、このカードは、乗車券機能だけで電子マネー機能はないため、買い物はできません。無記名方式のみで、購入するには3000円かかります(デポジットなし)。観光客は滞在中このカードを一枚買っておけば、グラバー邸から出島、長崎県立美術館、龍馬伝館、長崎奉行所、長崎ペンギン水族館まで、長崎で見たいところはほぼ網羅できるでしょう。また、割引制度もいくつかあって、使いやすくお得をよく考えているカードといえます。
講演会でも約8割の人たちが長崎スマートカードをもっていましたから、東京でのSuicaのように、長崎ではこのカードがもっとも標準的なカードとして市民に定着しているのが分かりました。