クレジットカード

庶民でも手が届く!?プラチナカードが続々と登場

ここにきてメガバンク系カード会社を中心に、新しいタイプのプラチナカードを発行・リニューアルする動きが相次いでいます。2~3年前に、各社がこぞって庶民向けゴールドカードを発行したことがありましたが、その熱病が、今度はプラチナカードに移ったようです。

岩田 昭男

執筆者:岩田 昭男

クレジットカードガイド

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高い年会費と招待制というハードル

庶民派プラチナカードとはどんな商品?

庶民派プラチナカードとはどんな商品?

今回の特徴は、多くが入会のハードルを下げていることです。プラチナカードといえば、カードラインナップの最高峰で、一般の人が手にすることはまず不可能といわれ、入会するには高いハードルを超えなければなりませんでした。そのハードルとは…

1.年会費は5万円から10万円。
2.原則は招待制で応募は受け付けない

の2つでした。これらの条件があったために、これまでは、ほとんどの人が門前払いされて入会できなかったのです。
ところが、今度は2つの条件のうちどちらかひとつを捨てて、ハードルを下げようとしています。より多くの人にもってもらおうという強い意志が感じられるのです。その意味では、同じプラチナカードといってもこれまでとは違う商品といえます。

低価格で攻めるのはセゾンなど

では、実際に各カードがどうなっているか見てみましょう。まず、年会費です。年会費を低く設定したのは、「セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」と「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」、「シティVISAプラチナカード」です。なかでも注目は、「セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」。このカードは、「5000万円の海外旅行傷害保険」「プライオリティパス」「コンシェルジュ」といったプラチナカードになくてはならない三要素を揃え、券面にはアメックスのセンチュリオンも付いていますが、年会費は2万1000円と低く抑えているのが特徴です。

申し込み制を取り入れたのは三井住友カードなど

入会基準の方は、どうでしょうか。申し込み制に切り替えたのは年会費5万円の「三井住友VISAプラチナカード」です。招待制も残してはいますが、軸足は完全に申し込み制に移しました。そして、一人でも多くの会員を獲得しようとプラチナカードの常識を破って、テレビコマーシャルで、その存在を広くアピールしたのです。その成果は徐々に上がってきているようです。MUFGプラチナカード、シティVISAプラチナカードも申し込み制を採用して広く会員を募っています。

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