気忙しい年末になりました。年末年始は仕事、という人もいるかもしれませんが、この暮れからお正月にかけては、今年一年の大掃除を兼ねて住まいのチェックと来年の計画を立てるいい機会になるのではないでしょうか。

ところでリフォームの目的には大きく分けて4つあることをご存知でしょうか。一口にリフォームと言っても、その目的によって予算計画が大きく違ってくるのです。そこで今回は目的別に、リフォームの内容とその概算費用についてご紹介します。

4種類のリフォーム目的を頭に入れておこう

リフォームは大工、設備工、電気工などなど、様々な職人の力によって成し遂げられていきますが、よくよく考えてみるとリフォームの目的は大きく4種類に分類できるのです。

  1. 応急処置や修理などの「対処」リフォーム
  2. 老朽化した設備や建材の「交換」リフォーム
  3. 住まいの耐久性向上のための「メンテナンス」リフォーム
  4. 住み心地や使い勝手を向上させる「ランクアップ」リフォーム

「古くなった家を直す」という点ではどれも共通しているのですが、「対処」「交換」「メンテナンス」「ランクアップ」と、どこまで対応すべきかが今後の住まい方やリフォーム費用の分岐点となります。

数千円から数万円以下で解決させる「対処」リフォーム

対処リフォーム

普段何気なく使っている水栓も、部品が劣化すると水漏れなどのトラブルが発生します。

長く暮らしていれば、蛇口の水漏れや、排水管の詰まりといった緊急トラブルや、電球を替えたのに照明がONにならないとか、換気扇が動かないといった不具合が起きることがあります。これらは給排水設備や電気設備などの劣化・損耗によって発生することが多く、部品あるいは設備本体そのものを交換することで対処することになります。

パッキンを交換するだけの水漏れ修理や、簡単な補修器具で対応する排水管詰まり直し、照明スイッチ、換気扇の交換などは数千円から2万~3万で対応できると思います。リフォーム専門業者の他、地元の水道工事店、電気工事店でも対応してくれる内容なのですが、金額が安いわりに設備を細かく調べなくてはならないからという理由でなかなか対応してくれない業者もいるので、こういったことでも業者チェックができるのではないでしょうか。

10~20年間隔が目安の「交換」リフォームは30万円から

交換リフォーム

浴室周囲の防水性能の劣化や、給排水管からの漏水により、建物内部が腐食すると建物が一気に傷んでしまいます。

住まいの中で計画的にリフォームすることが必要な箇所の一つとして水回り設備が挙げられます。特に浴室では防水性が劣化してくると、浴室周辺の建物構造部材を腐食させることにつながり、さらに洗面脱衣室などの湿気のこもる箇所では床材や壁材の剥がれ、たわみといった不具合が生じやすくなります。

この他にも地中や床下、壁内部を走っている給排水管継ぎ目などから漏水することがあるので、10~20年の間隔を目安にして全面的な点検を実施し、必要があれば給排水管を交換してあげましょう。水回り及びそれらに付随する内装補修工事の概算予算は30万~100万円くらいです。

次のページでは、住まいを長持ちさせるための外装リフォームと、住まいの快適性を高めるリフォームについてご紹介します。