リニューアルした富士急のトーマスランド号
トーマスランド号については、以前、紹介したが、最近リニューアルした。車両の片隅にあるボックス席の壁側がトーマスの機関車前面の姿になった。よく見ると、椅子らしきものもあるので座れるようだが、もたれかかると背中が機関車前面の出っ張りに当たってしまうからくつろぐことはできそうもない。むしろボックス席を占領して、トーマスの向かいの席で、ずっとトーマスを眺めるのが一番のようだ。でも、そんなことをするのは子供だけであろう。大人は、この席を避けるのが無難そうだ。
ほかにも愉快な仕掛けがある。電車の運転席の直ぐ後ろの席が可愛い運転席になっているのだ。もちろんダミーであって、「電車ごっこ」をする席に過ぎない。一段高くなっているので、前面展望も効き、運転士になりきるには絶好の席である。ただし、小さな席なので、大の大人が座るわけにはいかない。あくまで幼児用の席である。 子供の人気が集中しそうな遊園地的発想の車両だ。