鉄道/鉄道デビュー・開業情報

モノレールと京急に羽田空港国際線ターミナル駅開業

羽田空港に国際線ターミナルビルがオープンするのにあわせてアクセス鉄道であるモノレールと京急もそれぞれ新駅を開業する。出発ロビーの至近距離に駅ができるモノレール、地下にあるが、都心直通と横浜方面直通電車を増発して対抗する京急。どちらを選ぶかは、出発駅の違いなど様々な要素が絡み合って簡単には決められないかもしれない。現状をレポートしてみよう。

野田 隆

執筆者:野田 隆

鉄道ガイド

羽田空港国際線ターミナル駅、開業

2010年10月21日(木)の東京・羽田空港国際線ターミナルオープンに合わせて、そのアクセス鉄道となる東京モノレールと京浜急行電鉄の国際線ターミナル駅が開業する。特徴などを見てみよう。
最速13分

空港まで最速13分


出発ロビーの目の前にできるモノレール新駅

モノレール停車中

停車中のモノレール

国際線ビル駅

モノレールの駅名は羽田空港国際線ビル駅

東京モノレールの新駅は「羽田空港国際線ビル」という名称だ。浜松町方面からのモノレールを降り、改札口を出ると、目の前が出発ロビー。これほど至近距離にある空港アクセス駅は、他にはない。しかも水平レベルの移動なので、階段もエスカレータもない完全なバリアフリー。便利この上ない。

 

駅入口

潤いのあるモノレール駅入口付近

振り返れば、普段は見上げるように眺めるモノレールが真横を走っている。こうしたアングルは新鮮だ。機能的だけではなく、通路の周囲に植物を配して、やすらぎの空間を設けるなどの気配りも忘れない。

また国際線ターミナルビル内も、和の雰囲気を重視したレストラン街やプラネタリウムのあるカフェなど見所も多く、飛行機を利用しなくても一度見学や散策してみる価値はある。
モノレール接近

国際線ビル駅に接近するモノレール

モノレールの駅だが、もともとあった線路を変更し、カーブして回り道するように新駅を造った関係で、ホームのはずれに立っていると、弧を描くように列車が入ってくる。モノレール・ウォッチングにも最適なスポットである。

浜松町からノンストップで最速の空港快速で13分、天王洲アイル、大井競馬場前、流通センターのみに停まる区間快速なら15分、各駅停車でも18分とストレスを感じさせない乗車時間だ。なお、運賃は、浜松町~羽田空港国際線ビル=470円である。

次ページでは、京急の新駅を紹介。
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