値付けさえ間違わなければ
急がなければ
普通の品物であれば
何でも売れる、というのが正直なところですが、何かを選べと言われたら、女性誌やファッション誌向けには、
「靴」
「ブーツ」
「ミュール」
と答えます。これ、私の中の、「意外と売れるもの」カテゴリにしっかり入っています。
私を取材をしてくださるかたは、オークションに詳しくないかたも多く「ええ?靴なんか売れるんですか?」と予想通りのリアクションをしてくれます。
普通の人が靴が売れないと思う理由
靴なんか売れるのかしら? |
- 試し履きしないと、絶対イヤ!
- 中古の靴なんか貰ってもイヤ!
売れないと思う理由の多くはこの二つの理由でしょう。オークションで靴を買うなんて!という印象を多くの人が持っています。確かにサイズは難しいし、試し履きはしてみたい。臭かったらイヤだし。じゃあ、何で売れるんでしょう?
売れる理由、買う理由
できるだけ安く買いたい、できるだけ高く売りたい |
- 靴やブーツは元値が高いので、オークションで安く買いたい
- 合わなかったら出品しちゃうからいい
- 写真やコメントでそこそこの状態はわかる
靴にはうるさい私ですが、オークションで購入する理由はこんなところでしょうか。
ブーツなんか、どうせサイズがおおざっぱというか、ちょっと大きめに作られているので、サイズ合わせて、買えば大体大丈夫。合わなかったら、中敷きとか靴下で調節しちゃうもん。靴とかブーツって、やっぱり元値が高いものは高いだけのことはあるのです。革がいいとか、形に無理がないとか。
安物のサイズフィットのブーツを履くよりも、良質の少々大きめのブーツを中敷きとかで調節したほうが履きやすいです。
売るときの注意
女性の靴やブーツを売るときの注意事項です。
臭いや汚れはダメ
靴の臭いはないですか? |
後でトラブルにならないためにも、臭いのするようなものは絶対出品しないこと。靴の臭いは陰干ししたくらいではとれないものも多いので、落札した人が結局捨てることになってしまいます。
臭かったら出品しない。またはクリーニングで綺麗にすること |
どうしてもブランドもので高く売れそうなときは、靴のクリーニングを利用するとよいでしょう。靴屋さんやクリーニング屋さんでやってくれます。料金は2000円から6000円くらい。白洋舎で婦人パンプスが2000円(税別)です。
靴の裏まで綺麗に磨いておきましょう |
クリーニングに出すまでもない、と思っても、「磨く」「陰干しにする」くらいのことはしておきましょう。新品でも保存状態によってはカビが生えていたり、曇っていることがあります。箱から出して必ず点検してください。
素材は革?それとも?
オークションでの靴選びは、値段の他には
- デザインで選ぶか
- 素材で選ぶか
のどちらかです。履き心地とか、軽さとか、歩き具合なんかはわかりませんから、掲載された写真のデザインで選ぶか、商品説明の素材で選ぶかになります。靴はやっぱり革でしょう、と思っている人も多いので、革素材の時は忘れず記載しましょう。逆に合成皮革か本革かわからない場合に、適当に「革が」と書くと、トラブルのもとになるので注意。
ブランドは本物ですか
ブランドをPRポイントにするなら、本物かどうかはハッキリさせておきましょう。偽ブランドは出品してはいけません。
「ブルーノ・マリ」「フェラガモ」「GUCCI」などのスーパーブランドでなくても、「ブティック・オーサキ」「銀座かねまつ」「銀座ヨシノヤ」「銀座ダイアナ」「銀座ワシントン靴店」靴専門店のブランド力(りょく)も強いPRポイントになります。「ミュウミュウ」や「ケイト・スペード」なら、人気度もアップ。
ヒールの高さやサイズは?
サイズ表示を確認して掲載することはもちろん、横幅のE表示や、ヒールの高さも測って掲載しておきましょう。
私が「親切だな」と思うのは、アメリカサイズとヨーロッパサイズを日本サイズに換算しているもの。
オークションを見ていて「あ?この靴いい!」と思ったときに、海外のサイズになれていないと「あれ?私38?36?」と一瞬わからなくなることがあります。そのときに日本サイズが参考として掲載されていると、入札の原動力になります。
オークションの商品は試し履きができないので、履き心地やサイズに関しての印象も補足します。「普段23.5cmをはいていますが、このミュールだと23.0がちょうどピッタリのサイズでした」や、「私は甲高なのですが、この靴はきつくありません」「細めのデザインになっています。足幅のあるかたには合わないかもしれません」など。
配送のために靴箱を用意
ブランドシューズの場合は、購入時の箱があることも書いておきましょう。入札が増えることがあります。買ったときの靴箱があれば一番いいのですが、なければ他の靴箱でもよいので、配送のために用意をしておきましょう。写真撮影の時にも活用できます。
写真の工夫
写真は3枚掲載しますが、撮影は角度を変えて複数枚撮影しておくとよいでしょう。
- 全景がわかるもの
- 角度を変えて
- ヒールの高さと形がわかるようなもの
- ブランドロゴなども入るとよい
フラッシュを使うと、黒などの色がうまく表現できないことがあります。どうしても色がうまく表現できなかったときは、説明文に色の説明を掲載しましょう。
出品の準備
- 前ページで書いたように臭いや、汚れを取り、靴をキレイにします。
- 靴底は濡れたぞうきんで拭いて乾かします。
丁寧に磨いていきましょう |
- 撮影の前に、靴を整えます。ストラップなどは止めておきましょう
できるだけ靴を整えて |
- 撮影します
- 角度を変えて撮影しましょう
側面からの撮影 |
正面からの撮影 |
ヤフオクに出品
- 商品タイトルを決める
- 商品紹介文を考える
- 価格を決める
- 出品方法を決める
商品紹介文はあらかじめメモ帳などで作っておくとスムーズ |
落札されない場合
出品しても、入札がなければ出品手数料だけとられてしまいます。自動再出品を設定して、3回までは同じ写真同じ条件で出品を繰り返してみましょう。
_| ̄|○ガックシ 自動再出品されました |
オークション結果
数年前に買った靴で、普通に履いていたので使用感もありました。商品説明ではトラブルの無いように、そこを強調し、出品。写真も3点掲載し、わかりやすい商品説明を書きました。開始価格は500円。使用感やノーブランドだということを考えると、妥当な値付けだと思います。
結果1回目のオークションでは入札なし。
2回目で、2件の入札があり520円で落札されました。
やった~~!!落札者決定! |
落札されたら
落札者が決定したら速やかに連絡を取り、
- 送料
- こちらの連絡先
- 口座
などを落札者にお知らせしましょう。
- メールは丁寧に迅速に
- 箱に入れて、配送途中に汚れないように梱包
- 配送したことを連絡
以上が落札されたあとの手順となります。
履かずに眠っている靴やブーツ、ミュールを出品してみませんか?