銀行に組み戻し手続きを依頼する
お金を振り込んでしまったとしても、相手の口座に預金残高があり、振込先の銀行が受取人に連絡し中止を了解すれば、振り込みをキャンセルとすることができます。これが組み戻し手続きです。手数料がかかりますが、入金したATMのある金融機関の窓口で手続きをすると、相手の口座に預金残高がある場合は、振り込んだ金額が戻ってきます。
受取人が組み戻しに了解するとも思えませんが、事件になり、警察が介入し、口座を凍結すれば組み戻される可能性がでてくるそうです。
組み戻しは、詐欺に対して銀行が補償をしてくれるものではありませんし、返金でもないので、残高がないなどの場合や、銀行の規定により、手続きができないことが多く、あまり期待はできませんが、黙っていてはいけません。組み戻される例もあるので手続きをしましょう。
○組み戻し手数料の例)
- イーバンク銀行 840円
- ジャパンネットバンク 630円
その他やっておきたいこと
○他の被害者と連絡を取る
オークション詐欺は他の詐欺と違って、被害が広域にまたがり、操作や被害者の活動がしにくい、ということがあります。しかし、その分ネット上で連絡を取りやすいので、他の被害者と連絡を取り、情報収集をしましょう。
- 評価欄を見る
- 他の被害者に連絡を取ってみる
- 検索をしてみる
- 詐欺を扱っているサイトをのぞいてみる
被害者の会などが結成された場合、評価欄に記載される可能性があります。また被害者として書き込みをしているユーザーのユーザーIDの後ろに @yahoo.co.jp をつけることで、メールが届いて連絡がとれるかもしれません。また、詐欺を扱っているサイトで情報収集ができるかもしれません。
詐欺に遭ってしまったことは残念ですが、負けてはいけません。できるだけのことをして、自分や他の人の被害を小さくしましょう。