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アトリエの入り口には坂野さんの作品と一緒に 友人の作った陶器やオブジェなども並んでいる。 |
たぶんそんなに昔のことではないはずなのに、坂野さんの作品はまるで遠い昔からあったかのように家の中に馴染んでいて、ご飯どきになると当たり前の顔で登場しています。
その作品は、使い勝手を考えた機能的なフォルムでありながら、坂野さんらしい柔らかな人柄が表れていて、使っているとちょっとおへそがくすぐったくなるような、ほのぼの感が漂います。
工場の一角にある坂野さんのアトリエ
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イカ釣り機の部品で作った椅子。座面が広くて座り心地がよい。 。 |
柔らかな印象の坂野さんとは裏腹の頑強な道具たち
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当たり前のことだと涼やかに笑う坂野さんですが、かなづちをがんがんと打ち付けるたくましい坂野さんをどうしても想像できず、ただかなづちを撫で回しては感心するばかりでした。
次ページでは、坂野さんがなぜ今のお仕事を選んだのか、きっかけを伺いました。