雑貨/生活雑貨・デザイン雑貨

南麻布・FRAS フレームが主役のインテリア(2ページ目)

額縁製作50年の歴史を持つ会社が挑む、モダンでスタイリッシュな試み。三谷幸喜監督の映画「THE 有頂天ホテル」の舞台セットにも使われています。

江澤 香織

執筆者:江澤 香織

雑貨ガイド

場所を問わず、空間をつくるフレーム

店内 店内
店内でも銀箔フレームが壁を彩る
元々は額縁製作から始まった会社。でもFRASでは、額縁の概念を変えようという 試みがなされています。FRASのクリエイティブプロデューサーを務める、 澤 彰洋さんからお話を伺いました。 「『Not a Frame, but the Frame』がコンセプトです。 フレーム(額縁)とは本来、中身である絵を引き立てる、脇役のようなもの。 しかし、FRASではフレーム自体にスポットを当て、フレームを主役にしたインテリア全体 を提案しています」。銀箔のフレームはひとつあるだけでもインパクトがあるし、 かといって、いくつか並べても邪魔にはなりません。 銀だからこその品のよさがあり、自然素材の持つ柔らかい質感が、 部屋にすんなり溶け込んで、馴染みやすいのかもしれません。 和でも洋でも合わせやすいので、各自の部屋の様式に合わせて、 コーディネートすることができます。「銀枠は、銀と木材の絶妙な融合から 生み出されたものです。金属単体では表現不可能な独特の質感ですね。 また、和洋問わず、空間をモダンにしてくれる上品な雰囲気が魅力です」。

            

プレゼントにも人気

左の商品「ZERO」は、FRASが最初にデザインした商品で、 形状もあるけれど、ゼロからスタート、という意味を含んでいるんだとか。 このフレームを基点に、部屋全体のコーディネートを考えていくのも 面白いかもしれません。 なんだか近づきがたい、カッコイイ印象の商品ですが、 どこへでもポンと置くだけで絵になるため、 実はインテリア初心者に向いているんだそう。 まるでホテルのような、ほっと落ち着いた雰囲気を作ることができます。
右の商品「U-Frame」はフラワーベースになっています。 壁にかけるタイプもあり、壁から浮き出る花の様子が、 ちょっとしたサプライズ! 生ける花によって季節感を出したり、自分らしい個性を演出することもできます。

最後に、澤さんが今後FRASでやりたいことを聞いてみました。「いろいろあり過ぎて困りますが、 まずはFRASの銀箔商品を もっと多くの人に、実際に手に取って見ていただきたいですね。 あとは、銀箔を使った商品をもっとデザインしたいです。 現在は、フレームと花器類だけですが、家具なんかも作りたいです!」。

FRAS(フラス)
東京都港区南麻布2-2-16
tel 03-3452-1227
open 11:00~19:00 日月休
http://www.fras.jp


ゼロ Uベース
左:プレゼントにも人気のZERO
右:フラワーベースになるフレーム。和にも洋にも合う
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