小回り投資ってどんなもの? どんなメリットがある?

小回り投資とは、いったいどんなものなのでしょうか。ファイナンシャル・プランナーの深野康彦さんは「小回り投資は、少額での投資が基本です。大きな利益を狙わず、こまめに売買をして利益を積み重ねる方法と、長期的に見て有望だと思える資産を積み立てなどで少しずつ買い足す方法とがあります」と説明します。

少額からでき、自分にあった方法が選べるので、誰でも気軽に始めることができそうです。また、小回り投資で利益を得ることや資産が積み上がることを実感できれば、成功体験につながります。心にも懐にも余裕ができれば、多少損をしても、その原因を冷静に分析することもできるようになるでしょう。そのため、損をしても投資を嫌いにならずにすむというメリットもあります。

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小回り投資できる環境が以前よりも広がった!

「小回り投資がしやすい環境も整ってきています」と深野さん。かつては購入単価の高い金融商品が多く、投資=お金持ちのすることと思われがちでした。少額で投資できる商品もありましたが、日本株のミニ株やるいとう、公社債投信の積み立て、純金積み立てくらいで、投資手段が限られていたのです。

「ここへ来て、いろいろな金融商品の最低投資金額が引き下げられています。株式は単元未満の株数を売買できるS株やプチ株などで1株単位から投資できますし、投資信託も株式型や債券型などさまざまな種類のものを積み立てることができます。金融機関によっては、1000円から投信を積み立てられたり、外貨建てMMFの積み立てができたりするところもあります」

少額で投資できる商品の種類が豊富になったことで、小口で分散投資できる環境が整ったのです。なお、小回り投資では、投資のスタンスによって、適する商品が異なります。
「こまめに利益確定をするなら、手数料が安い日本株やFXが適しています。積み立て感覚で買い足すなら、少額から投資でき、積み立てもできる投資信託や外貨建てMMFなどがいいでしょう」

少額投資だからこそ「コスト」が重要って本当?

取材・文/大山弘子 監修/深野康彦(ファイナンシャル・プランナー)、 村瀬 智一(株式会社フィスコ)

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