そこで今回は、「テーブルの上で選んだらNG?」「昼と夜でイメージは変わる!」など、インテリア材をカタログや色見本から上手に選ぶ3つの技をご紹介します。
技1-カタログ写真⇒サンプルブック⇒大きめ実物サンプル で選ぶ
扉などに使われる材料のサンプルブック。しかしこの大きさでは実際の仕上がりをイメージするのは難しい。
カタログの写真だけでは、色合いも微妙に違いますし、素材感や感触がわかりません。写真だけで選ぶと、思ったより光る、つるつるしている、ざらざらしているなど、出来上がりのイメージの違いが起きやすくなります。
壁紙クロスや床フローリング材、扉材などのインテリア材は、写真が載せられたカタログだけでなく、「サンプルブック」という、実際の材料を張り付けた色見本帳が用意されていますので、まずはそれを確認しましょう。
上のサンプルブックから選んで取り寄せた大きめのサンプル。無償でもらえる枚数や、サイズは各社違うので事前に確認を。
小さいサンプルでちょうどよく見えても、大きな面積になると明るく見えたり、色が鮮やかに見えたりと、大きさによって見え方の違いが起きるからです。
そこで今度は、大き目の実物サンプルを見て選びましょう。多くのメーカーでは、20cm~30cmサイズ程度の大き目の実物サンプルを用意しています。
大き目実物サンプルは、サンプルブックの中から気に入ったものを数点ピックアップ、品番を指定して取り寄せます。無償でもらえる枚数や、サイズは各社違うので事前に確認をして下さい。大きいサンプルで比較すれば、より出来上がりに近いイメージをつかむことができます。
技2-壁のサンプルは壁に張る、床のサンプルは床に置く
サンプルはそれを使う場所で見比べる<ことが大切。テーブルの上とは大きくイメージが変わります。
実際の壁紙クロスや床フローリング材、扉は、テーブルの上に置いたサンプルと同じような距離と角度で見ることはありません。照明の当たり方も違いますので、見え方が大きく違います。
壁紙クロスのサンプルなら実際に工事する部屋の壁に並べて張る、床フローリング材なら床に置く、扉なら扉に張るなど、実際の位置に近い状況で選びましょう。またリフォーム後も使う家具や、リフォームしないで残る部分との調和も、忘れずに確認しましょう。
次のページで、インテリア材をカタログや色見本からイメージ通りに上手に選ぶ最後の技!カーテンを選ぶのは夜がいい?並べたサンプルを見比べる時のコツをご紹介します。