壁紙の張り分けでインテリアのセンスアップをするリフォーム
壁紙リフォームの際、手軽なセンスアップ技に、1部屋の中で違う種類の壁紙を張り分けるという手法があります。柄物や濃い色の壁紙は部屋全体に張ってしまうと鬱陶しくなってしまいがちですが、部分使いにすればステキなアクセントになります。ラルフローレン・コーディネートの子供部屋。分量バランスを整えれば狭い部屋でも大丈夫(ダイワハウス)
上の写真は、ブルーとホワイトを基調としたラルフローレンの壁紙やファブリックでコーディネートされた子供部屋の様子です。このように狭い部屋でも、無地と柄物の壁紙をバランスよく張り分ければ、上手にまとめることができます。
インテリアの主軸になっているブルーは、全て色味が統一されていて、柄の中にもこのブルーが使われています。そしてアクセントカラーはソファーカバーに使われているチェック部分の赤色。それ以外はほとんど色を使わず、色数を絞って部屋全体をスッキリとまとめています。
リフォーム用壁材を使って異素材の貼り分けにチャレンジ
壁紙だけでなく、木やタイルなどで壁を張り分けるテクニックもあります。最近では、壁紙の上から手軽に張ることができるリフォーム用の壁材が増えています。下の写真は、壁面を壁紙と木で張り分けたミニリビングの様子です。木の風合いが落ち着いた温かみを生み出しています。木とクロスに貼り分けられたミニリビング。ステンドグラスが部屋に彩を添えている(積水ハウス)
木を使ったインテリアを上手くまとめるコツは、壁材や枠まわり、扉や家具などの木の色味と塗装のツヤ感をできるだけ揃えるところにあります。1部屋の中に様々な木肌のものがあると、まとまり感がなくなってしまいますので注意しましょう。
壁のニッチを視線の方向へ向ける!アイデアリフォーム
ニッチとは壁をくぼませた凹みに花瓶などを置けるようにしたスペースのこと。壁の厚みを利用するので、部屋の中にでっぱることなく、リフォームでも人気の手法です。今回はそのニッチにもうひと工夫加えたアイデアのご紹介です。中の壁面が斜めになっているニッチ。この斜めが立ち位置から真正面になる(三菱地所ホーム)
上の写真は、ダイニングの壁面に設けられたニッチです。このニッチの特徴は、中の壁面が斜めになっているところ。なぜ斜めかと言えば、この斜めが立ち位置からちょうど真正面になるので、ニッチに飾られている絵がまっすぐよく見えるからなのです。
ニッチの中に照明器具を埋め込んでライトアップ(三菱地所ホーム)
上のニッチは凹みの中に飾ってあるものがよく見えるように、照明器具を埋め込んでライトアップできるようにしています。と言うわけで、リフォームでニッチを作る時のポイントは2つ!どうすれば目に入りやすいか、美しく見せることができるか、しっかり吟味して効果的に作りましょう。
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