内装建材/内装建材の基礎知識・選び方

進化する収納機能の裏方!収納金物に注目

クローゼットを開け閉めするたびに、面倒な気分になるのは何故? その収納ストレスには思わぬ落とし穴が!私たちが見落としがちな、収納嫌いの原因を取り除きましょう。

すはら ひろこ

すはら ひろこ

収納 ガイド

一級建築士

還暦過ぎても現役!建築・インテリア・整理収納の資格と経験による片付け術に定評がある。商品開発や収納用品のデザイン監修をはじめ、雑誌やテレビ、ラジオなどメディア出演多数。著書・監修書20冊以上、人気講師としてオンラインセミナーを開催。プロとして共働き主婦の目線から追求したメソッドが好評。

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キッチンもクローゼットも、収納を陰で支えているのが金物です。その金物の性能が低いと、私たちは知らないうちに、金物から収納ストレスを受けてしまいます。これまであまり意識されてこなかった金物ですが、ムラコシ精工で見つけたストレス解消のヒントをお届けします。

折り畳み戸のデッドスペースを解消

クローゼットに折り畳み戸が採用された20数年前は、扉が折り畳めるから省スペースという点で画期的でした。ところが中には走行性が悪いものがあったり、折り畳んだ時にできるデッドスペースへの不満が出るようになりました。そんな不人気な折り畳み戸なのですが、金物に新たな改良が加えられて、使い勝手が一段と上がってきています。
ボールベアリングによって動きが滑らかに。
よく見かける折り戸は、扉が収納間口の両サイドに固定されていて、開けた時には両サイドに畳まれた扉が残ります。そのため、扉の厚みぶんだけデッドスペースができて、引き出しケースが置けないなど収納効率が下がることに。それが折り戸への評価を下げる原因でした。

ところが今や、その折り戸も左右に移動できるタイプがあります。しかも畳むときと移動するときの操作が滑らかで、音もなくスルスルと動かせるようになりました。これなら洋服のクローゼットや日用品の物入れなど、出し入れが頻繁な収納にもストレスフリーというわけです。

さらに、引き戸の改良で収納性が劇的にアップします。
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