リフォーム費用/悩み・目的別リフォーム価格実例

カビを追放!湿気対策リフォームの費用(2ページ目)

湿気による結露は、カビや腐食を発生させ、住まいを早く傷めてしまう原因になります。今回はリフォームで、住まいの中のジメジメをスッキリさせる方法とその費用についてご紹介します。

大野 光政

執筆者:大野 光政

リフォームにかかるお金ガイド

ルームドライヤーで除湿ルームを作るなら7万円~

ルームドライヤー
水捨て不要の除湿機「ルームドライヤー」。比較的簡単に設置できます。(画像提供:ダイキン工業株式会社)
北側の部屋や、樹木が多い場所の近くでは、1年中湿気が多くなりがちです。除湿機を部屋に置いて、常に運転させている方もいると思いますが、除湿機タンクにたまる水の処理が面倒ですし、電気代も気になるところです。

こういう場合に便利な設備として「ルームドライヤー」という壁掛けタイプの除湿器が登場しています。湿気を気体のまま屋外に排出するので、水捨てが不要ですし、ルームエアコンのような感覚で、比較的簡単な工事で設置できます。

湿度が高くなると運転を開始し、湿度が低くなると自動で電源がオフになるため、季節を選ばず常に使うことのできる設備のひとつです。また電気代も1日約40円というランニングコストの安さも手伝い、あらかじめ「ルームドライヤー」と組み合わせて内装リフォームを実施するケースも増えています。

電気工事と排湿するための壁貫通配管工事が必要になりますが、エアコン用の配管穴を上手に活用することもできるので、リフォーム費用は本体価格+工事費用で7万~10万円程度です。

12万円~で浴室を物干しスペースとして兼用する

浴室暖房乾燥機
ユニットバスでなくとも浴室暖房乾燥機は設置できます。(画像提供:TOTO株式会社)
「共働きで洗濯物は外に干せない」「花粉や突然の雨が気になるので室内干しが多い」というようなご家庭では、衣類を乾燥させるスペースが欲しいものです。

そこで浴室換気扇をグレードアップして、浴室暖房乾燥機を設置することでお風呂もお洗濯も快適になります。ほとんどのご家庭の場合、今ある換気口を利用して取り付けできるので、工事が大掛かりにならず、その日のうちにリフォームできます。

ユニットバスの場合は気密性が高いため、比較的本体価格の安いものでも対応できますが、在来浴室では200V仕様の本体を選ぶ方が機能面から考えても無難です。リフォーム費用は100Vタイプのもので9万円前後~、200Vタイプで12万~20万円程度です。

住み心地や居住性、収納やお部屋の美しさを手に入れるのもリフォームですが、毎日の家事がもっと快適になるためのリフォームもあります。今回は「湿気対策」についてご紹介しましたが、住まい手がもっと暮らしやすくなるためのきっかけにしていただければと思います。

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