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悪質リフォーム業者を許すな!手口に学ぶ対策法(2ページ目)

リフォームしたいけれど、悪質業者に引っかからないかどうか心配、という方の声をよく耳にします。高額な費用を請求されたり、大切な住まいが不良施工のせいで強度が低下してしまったりと、騙された代償は決して小さくありません。そこで今回は悪質リフォーム業者の手口から、その対策法をご紹介いたします。

大野 光政

執筆者:大野 光政

リフォームにかかるお金ガイド

手口2)点検商法

雨樋
点検や修理を安易に考えず、気心しれた業者に頼むのが一番安心ですね。
Bさんは突然訪問してきた作業員風の男に「お宅の雨樋が外れかけていますよ。この近隣のリフォームを担当しているものなのですが、ちょうど今、はしごも車に積んでありますし、ご挨拶代わりに無料で直してあげますよ」と言われました。Bさんは「無料」という言葉に惹かれ、そのまま頼んでしまいました。

しばらくして業者を名乗る人が屋根から下りてくると、「気になったので屋根も見てみたら、瓦がだいぶダメになっていますね。多分この様子だと、屋根の下地にまで雨水が回っているから、放っておくと雨漏りの原因になります。早いうちにリフォームした方がいいですよ」と言われ、Bさんはそのまま工事を頼んでしまいました。

点検したのなら、点検報告書を出してもらう

「点検商法」と呼ばれるこのやり方にはかなり気をつけなければいけません。ましてや、突然来た業者にいきなり点検や修理を頼むのはもってのほかです。上記パターンの場合、この業者が悪質かどうかは断定できませんが、点検などを実施したのであれば、書面にて報告書などを提出してもらった方が良いでしょう。

また、屋根や床下といった見えにくい部分の場合は、写真などを撮影してもらい、日を改めて報告書にまとめてもらうようにしましょう。この時、特に気をつけておきたいのは、デジカメで撮影した(と思われる)写真を、その場で見せるだけで信用させようする悪質業者がいるということです。屋根裏や床下など、他人の傷んだ住まいの写真を見せる事例も増えています。

点検商法で多い手口としては、「屋根」「雨樋」「テレビアンテナ」「水道メーター」「排水管」など、住まい手が普段あまり気にしていない部分をターゲットにしたものがほとんどです。くれぐれも知らない業者に勝手に家をいじらせないようにしましょう。

次のページでは、「成りすまし商法」についてご紹介します
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