3.コスト削減のアドバイスは業者に聞く
リフォームの見積り金額を安くする方法は、実は業者が一番良く知っているのです。 |
このトークによって業者の性質・提案力が見えてくるのです。例えば、当初から「絶対これ以上無理です」といきなり断言する業者は提案力が乏しいと思われますし、「今日お返事いただければ○○円お値引きします」と即答する業者の見積りもあまり信頼できません。
良心的な業者であれば、施主の要望と照らし合わせて、グレードを下げるところや施工の必要の有無といった費用を安くするためのアイデアやアドバイスをくれるものです。このような話し合いをしていけば、いつの間にか業者と信頼関係が出来てきて、良質の工事が低価格で実現できるようになるのです。
4.工事着工後の仕様変更は避ける
工事が始まり、実際にリフォームが進んでいくと、「やっぱりここはこうした方がいいかも……」とか「こっちの方が良かった」という思いがこみ上げてくることがあります。このような時に工事を中断させるような内容の変更(仕様変更)は、資材の二重発注(変更前と後の2種類の資材費用が発生すること)につながりやすく、リフォーム費用をかなり押し上げてしまう傾向があります。この他にも、突然の仕様変更により職人の作業が中断され、工期が延びてしまったり、すでに当初の設備品を取り付けてしまっていたために再度撤去することになったりと、追加工事が必要になったりするケースもありますので、工事の仕上がり具合を見ながら工事内容を考えたいのであれば、その旨をあらかじめ業者に伝えておき、いつまでに決断すればよいのか、あるいはやむを得ず変更する場合にはいくらの追加費用が生じるのかを打ち合わせしておくことが重要です。
5.工事を断るときは遠慮せずにはっきりと伝える
予算の関係や、家族の事情など、必ずしもリフォームは実現しないこともあります。 |
業者によっては、施主が打ち合わせ時に話していたリフォーム希望の時期に配慮して、工事日程を空けて待っていることもあり、工事をするのかしないのか、はっきりして欲しいと考えています。
なんとなく話しづらいかもしれませんが、今回工事を見送ることになった理由や、他社を選ぶことになった理由について、早めに伝えてくれる方が業者にとってもありがたいことなのですから、遠慮なく断ることも大切です。そうすることで、もしその業者に再び見積りを依頼するようなことがあった時にも、お互い変な気を使わずに済みますし、前回よりも頼みやすくなるはずです。
結局は工事前の打ち合わせが金額を左右する
今回はリフォームの金額交渉での鉄則をご紹介しました。どれもさほど難しいことではありません。ただ、共通して言えるのは、工事に取り掛かる前に十分な打ち合わせを重ねておけるかが重要であるということです。
上手に相見積りを活用し、業者と金額面だけでなく施工面についてもしっかりと相談し、リーズナブルで満足度の高いリフォームを手に入れましょう。この「リフォーム費用」サイトで概算費用をチェックすることもお忘れなく!
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