リフォーム
無茶な間取り変更リフォームは、想像以上に費用を押し上げることになるのです。
現在の住まいの間取りに不都合がある場合、一般的には間取りを変更するリフォームを検討します。しかしながら、ある一定のルールを考えながらプランニングしないと、それが高額な工事費につながってしまうのです。

今回は間取り変更リフォームを検討するときに、大出費にならないですむためのポイントをご紹介いたします。

1.給排水設備や電気設備をあまり動かさない

キッチン
システムキッチンなどの水回り設備を設置するには、給排水、電気、ガスなどの関連工事が必要になります。
水回り設備はリフォームの対象となりやすい部分です。長年使っていると、居室よりも汚れや傷みが目立ちますし、何より様々な付属の機能がどんどん進化しているため、新しい水回り設備には特に強い憧れを持つケースも珍しくありません。

ただ、水回りリフォームを検討する時、この水回り設備に接続する給排水管を大掛かりに移動させるような間取りは避けた方が無難です。給排水管を移動させるということは、床下や壁内に新しい配管を取り付け、古い配管を撤去しなければならず、必然的に床や壁の解体と復旧工事費用が発生します。

また、最近の水回り設備は電気がないと使えない機能もあるため、電気配線工事が必要になり、これも工事費用を押し上げる原因の一つとなります。さらにLDK空間の中心に設置するアイランド型キッチンでは、換気設備を天井に取り付けるため、排気ダクトの工事なども必要になり、水回りを移設しないリフォームに比べて、20万~40万円以上の追加費用が必要です。

このように、水回り空間の移設が絡む間取り変更においては、設備工事・電気工事のコストなどをチェックしながら検討すべきです。

2.収納スペースを欲張らない

収納
収納スペースをやみくもにふやしてもお部屋が片付く訳ではありません。費用対効果をじっくり考えましょう。
収納スペースを作るときは、収納したい対象物をよく考えた上で、費用対効果を考えるべきです。「リフォームするなら絶対に収納スペースをたくさん作る!」と意気込んでみたものの、気がついたら結構費用がかさんでいて、しかも収納が上手に活用できていないというケースをよく耳にします。収納があるに越したことはないのですが、「何を」「どのくらい」収納するのかを把握した上で間取りを計画しないと、非常に無駄な費用が増えてしまいます。

ウォークインクローゼットを作るには、空間を仕切って、内部に棚やハンガー用のパイプを設け、扉を取り付けるのが一般的ですが、間口1,800mm×奥行600前後の収納スペースを新しく作るのなら、20万~35万円位の費用がかかります。

業者と打ち合わせをする時に効率の良い収納(例えば埋め込み収納やデッドスペースを活用する収納)を提案してもらうようにして、リーズナブルなプランを見つけるようにしましょう。

次のページでは、耐震補強工事と電気工事で間取り変更費用がかさむ場合についてご紹介します。