現在、両親との同居を機会に、築16年半経過している家のリフォーム及び総メンテナンスを計画しています。新築時に設計・監理を担当した建築士がいますが、同じ建築士に依頼すべきか、他の業者にすべきか悩んでいるのですが、どうしたら良いでしょうか。
A:「設計する建築士の得意・不得意、コストのバランスを考慮して検討しましょう」
設計事務所、リフォーム業者、工務店など、リフォームを手がけてくれるところは多数あると思いますが、業者ごとに得意としている分野はそれぞれ違います。検討しているリフォームの内容を考慮し、対応力とコストのバランスで業者を選んだ方が無難です。
リフォームはどこに頼んだらいい?
リフォームの依頼先はいろいろありますが、一体どこに頼んだら安心できてお得なのでしょうか。 |
専属の大工や下請け業者を用いて、新築工事やリフォームなど、総合的な工事に対応している「工務店」、リフォームのプランニングにも慣れていて、得意分野あるいはオールマイティなリフォーム工事に対応する「リフォーム業者」、デザイン性に優れた設計をして、その設計図面の通り施工が進められているかを監理する「設計事務所」というように、業種によって役割がそれぞれ違います。
さらに、業者によっても得意分野に違いがあります。例えば「工務店」であり、在来工法の戸建住宅のリフォームは対応できるが、鉄筋コンクリート造(RC造)の住宅・マンションは苦手というA社、「リフォーム業者」として営業しているが、直営の職人がいるのは塗装工事だけで、それ以外の工事は全て下請け任せというB社、「設計事務所」でデザイナーズ住宅の設計を専門としているが、新築や全面リフォームしか設計・監理を手掛けない(小規模の工事には対応しない)というC社というように、それぞれ特徴があるのです。
工事の規模・内容、目指すリフォームのスタイルで業者を選ぶ
では、どのように業者を選んでいけば良いのでしょうか。それは、自分が目指すリフォームの規模や内容を分析した上で、その分野を得意とする業者に依頼するのが、満足度、そしてお値段の面においても、良い結果が得られる可能性が高いのです。次のページでは、依頼先を選ぶ目安についてご紹介します。