一般的な診断書の記載内容
急病で会社を欠勤。あとで診断書が必要になることも |
- 患者氏名および生年月日
- 現住所・電話番号
- 主な病名
- 診断した医療機関および医師の氏名
この他、治療が終わった後に民間の保険会社への保険請求を行う場合には、それぞれの様式に沿って診断書を作成していくのですが、その中には注意しておかなければならない落とし穴があります。
その1つは既往歴という項目です。
保険加入時には既往歴を正確に!
既往歴とは、過去に自身が経験した病気や手術のことを指します。過去にかかった病気が検査や治療に影響を与えることがありますので、医療機関にとっても大切な情報です。ところが、民間の医療保険に加入するときに、保険料が不利になるからと、あえて既往歴を伝えていないという人もいるようです。カゼのように誰もがかかるような一時的な病気をとやかく言われることは、まずないと思います。しかし、自分では伝えなくてもいいだろうと思っていた病気を「この病気があることを申告していなかったでしょう!」と保険会社から追及された方もいらっしゃるようです。
どんな病気なら申告しなくても良いのかは、保険の内容・保険会社の判断によるところが大きいので、医療保険に加入する際には既往歴についてもきちんと説明を受けておかなければなりません。融通の利く保険会社を選択する必要もありますが、過去に行われたことのある手術(例えば急性虫垂炎)も含めて、できるだけ正確に記載するに超したことはありません。
ところで、診断書の1つに死亡診断書があります。同じ病気で亡くなった場合でも、死亡時の「病名」が異なることもあるのですが、その理由についてご説明します。特にガン保険に加入している人は要注意です。
次のページではガン保険の注意点についてご説明します。