明治中期の状態を復元
茅葺き屋根のどっしりとした佇まい。床面積は94坪ほど |
安藤家は旧大蔵村の名主で、この住宅は江戸後期に旧大蔵村にあったのを移築したもの。安藤家が最も繁栄したといわれる明治時代の中期の姿を復元したものだそうです。
民具の展示から当時の生活を知る
世田谷区の指定有形文化財となっていますが、中は自由に見学できます。室内に、箪笥、燭台、文机、長火鉢など当時の生活用具がいくつも展示されていて、機織りの実演が行われていました。家族が集う台所。囲炉裏が中心にあり、食事もここでしていたそうです |
一方、家族は土間に面した出入り口を使っていたようです。そして、家族団らんの場は、囲炉裏のある台所。板敷きですが、囲炉裏のおかげで冬は暖かい部屋だったでしょう。
次のページでは、もう少し室内を見ていきましょう。