イタリアモダンの魅力　BALS TOKYO(2ページ目)

イタリアモダンの上品な家具

シンプルだけど存在感のある照明が揃っているコーナーです

2階は、家具と照明、ファブリックがメインのフロアです。家具を見たい人はお昼、照明を見たい人は夕方からがお薦めでしょうか。周りが明るすぎると照明器具の雰囲気は分りにくいものですが、ここは照明エリアの明るさを少し落としてあってイメージが湧きやすく、窓の外が暗くなった頃には「お部屋に置くとこんな感じ」と想像できます。

家具は、イタリアのデザイナー、カルロ・コロンボを起用したオリジナルがお薦め。このフロアにはイベントスペースもあって、定期的に企画展示が開催されるそうです。

もちろん、その他にもイタリアモダンテイストのハイセンスな家具が揃っています。ラインナップの6割くらいがオリジナル、残りがイタリアのとっておき家具をセレクトしたものです。去年の秋に「100% Design Tokyo」というインテリアデザイン・プロダクトデザインの国際的な見本市があったのですが、そこに出展されていた家具も置いてありました（下の写真左、真ん中の黒いのがそれ）。

左：真ん中の黒い家具は、ふわりと浮遊した感覚を味わえる個性的なファニチャーです。右：シンプルな家具に組み合わせた青色のラグは、大人気のシャイニー・シャギーラグ。光沢のある、毛足の長い素材を使っていて、シンプルながらも主張のあるアイテム。140×200cmで6万900円、200×200cmなら8万1,900円。新色のゴールドとシルバーも要チェック

その100% Design Tokyoに出されていたのは、一風変わった「ロッキングカウチ」とでも言うべきシェーズロング（寝椅子）「LAZY MARY」で、一枚のプラスチック系素材を曲げて形づくってあります。身体をあずけてちょっと重心をずらすと足が浮き上がり、ふわふわと空中に漂っているような感覚が味わえるのです。デザイナーはモニカ・グラフェオ。寝転んでもしっかりホールドされるよう、奥行きは185cm、幅125cm、高さは50cm。15万7,500円です。

BALS TOKYOの家具に合わせたキッチン作り。こんなキッチンだったらお招きが楽しくなる

快適な暮らしを総合的に提案するインテリアショップ（ライフスタイルショップとも呼ばれます）では、住宅のプロデュースを手がけるところが多いです。BALS TOKYOでも住宅丸ごとのスタイリングが可能。

キッチンはフルオーダーできて、シックな雰囲気でまとめられます。リフォームを考えている人、新築を考えている人、「今度買うマンションで、キッチンだけは設計変更したいの」と考えている人、はチェックしておきましょう。

ちなみに写真の壁付けキッチンは、電気オーブン・IHコンロ・レンジフードがついて151万円。電気オーブン等がないシンプルなプランだと、85万円です。

家具だけじゃない！国内素材の安心が嬉しいキッズウェア

いつも触っていたくなるほど柔らかくて気持ちいい素材を使っていました。季節が変わったのでこのアイテムは置いてありませんが…今なら上等素材のパジャマをチェック

カラフルなキッズ向けの家具はどれも可愛くて、小さい頃からこういうものに囲まれていたら、センスのいい子に育ってくれそう。さて、家具もいいのですが、注目したいのは靴下やパジャマなど、身につけるもの。「子供にこそいいものを」というコンセプトで、国産素材だけを使って開発しているキッズウェアが置いてあります。

しばらく前に並べられていたキャップや手袋は、びっくりするほどの手触りの良さでした。ふわふわ柔らか、いちど触れると離したくなくなるほどの感触が忘れられません。子供だけなんてずるい！もったいない！と思っていました。さすがにもう春なので、今現在はショップにありません。次のシーズンを待つべし。

今はパジャマとワッフル地のガウンが置いてあって、親子でお揃い、もできますよ。子供用のガウンだけ、フードに耳がついていました。色はシックなグレイなのですが、耳つきなので、とってもキュート。

あと、白糸で刺繍を施した白のハンカチは上品な印象で（これは大人向け？）、おもわずまとめ買いしてしまうかも。

さて、次のページでは、超！お薦めのクッションカバーなど、実用的で個性的なファブリックをご紹介します。