一般的な3LDKのかたち
IKEAの調査によって明らかになった最も一般的な3LDKの構成は、リビングダイニング+洋室2室+和室。たしかにチラシや住宅系の雑誌でこういう間取りをよく見ます。つい先頃、大阪のIKEA鶴浜に、この間取りをそのまま再現したルームセットが誕生しました。ここはマンションのモデルルーム? いえ、外壁までしっかり作り込んだIKEA鶴浜のルームセットです。最も標準的な3LDKは、皆さんも見覚えありますよね。玄関まわりにはPAXを使い、靴やコートなどの収納スペースを確保。天井高は標準的な220cmとして照明を設置しています |
広々暮らせるリビングダイニングの秘密
IKEAが行った家庭訪問でのヒアリングの結果、「低い家具を使った方が家は広く見える」と考えている人が多いことがわかりました。IKEAは、むしろ逆で、壁面収納を活用すれば家はもっと広く使える、と考えています。低い家具はそれだけ収納できる容積が少なく、しまいきれなかったモノがあふれてしまう。壁面いっぱいを収納スペースとして確保すれば、しかるべき場所に収納ができるので、片付けやすくしかも美しく過ごせます。
収納パーツを自由に組み合わせてオリジナルの使いやすい壁面収納を作れるIKEAのBESTÅ/ベストー。お気に入りの小物や、リラックスの時間に使うお気に入りのグラスなどを入れて「魅せる」スペースも確保するのがインテリア成功の秘訣。各種保証書や家計簿など、意外に多い紙類はダイニング周りに収納すればテーブルで作業がしやすい |
特に最近はテレビも薄型になり、収納スペースの中に組み込めますから、よりスッキリさせられる、という考え方。言われてみればそうかもしれません。そもそも、モノに対応する収納スペースが少ないことが、部屋が散らかる原因のひとつですもの。
次のページでは、持て余しがちな和室を賢く使うテクニックと、キュートな子供部屋をご紹介します。