「流星号応答せよ、流星号・・・」このセリフ覚えていらっしゃいますか?知らないって!
少々古いネタですが、テレビアニメ(漫画)「スーパージェッター」で、腕時計型通信機器に向かって話しをしている様子です。(懐かしく思われた方のために本文の最後にリンクを張っておきました!)
これは、現実になっています。98年2月の長野オリンピックの時、NTTが開発していた腕時計型PHSで、フィールド実験が行われています。また、セイコーインスツルメンツは、年内に腕時計型のPHSを発売する予定です(※1)。値段は2万円程度で通話以外にメール機能も搭載予定だとか。SFの世界が現実になっている一例です。
※1:03年05月にドコモから発売になりました。価格は3.5万円。詳しくはこちらのサイトで。
始めからちょっと横道にそれましたが、では、本題のタイトルにあります携帯型翻訳機と言いますとどうでしょうか。
実は、携帯できる小型翻訳機はずいぶん前からあります。92年に登場した、富士ゼロックスの音声翻訳機流暢シリーズなどがありました。他にも会話集を搭載している電子辞書もありますね。しかし、どれもあらかじめ登録された会話が出てくるといったものでした。
では、今回ご紹介するのは。。。携帯型とは言いましたが、もろ携帯電話です。未来型!?とも言いましたが、なんとしゃべるんです!
携帯型翻訳機
■J-SERVER Poket
高電社が提供する携帯電話向け機械翻訳サービスです。自動翻訳技術と音声合成技術を融合したものです。i-mode、J-SKY、EZwebで利用できます。(L-mode、J-webでも利用できます。)ただ、しゃべると言いましたが、音声朗読機能があるのはEZwebだけです。
本コンテンツは有料で、EZwebが月額143円。朗読機能のないi-modeは月95円、J-SKYは月100円です。(30日間の試用期間があります。ただしi-modeにはありません。)
主な機能は次の通りです。携帯電話のメニューから日英、英日、日韓、韓日、日中翻訳の5種類の翻訳エンジンが利用可能です。自由に文章を入力して送信すると、インターネット上の翻訳エンジンから翻訳文が返信されてきます。自由文以外に英語・韓国語・中国語の会話文例集も用意されています。
日韓・日中翻訳の場合、翻訳結果は(携帯ではハングル文字などを表示できないため)カタカナ読みに変換されて表示されます。
特に日中翻訳の場合は、翻訳結果の中国漢字を日本漢字とピンイン(英字)の混在で表示したり、中国語の発音を表す四声付きピンインで表示する機能も搭載されています。
そういった翻訳機能のうえに、さらにEZwebでは日英韓中の言語を問わず朗読機能が搭載されており、「朗読」を選ぶと音声データが着信し、流暢な発音で訳文を聞く(聞かせる?)ことができます。
この朗読機能だけでもSFの世界のような気もしますが。この携帯電話の翻訳機がさらに進化するとどうなるのでしょうか。未来型について考えてみます。
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