カフェ/池袋・駒込・上野・浅草のカフェ

合羽橋珈琲(かっぱばしコーヒー)

合羽橋の道具街の一角に、古い母屋と離れを再生した美しい喫茶店「合羽橋珈琲」が作られました。吹き抜けのある喫煙室も、いろり席のある禁煙室も、落ちついたたたずまいです。

川口 葉子

川口 葉子

カフェ ガイド

ライター、喫茶写真家。著書に『東京カフェ散歩 観光と日常』『京都カフェ散歩 喫茶都市をめぐる』(祥伝社)、『街角にパンとコーヒー』『東京の喫茶店 琥珀色のしずく77滴』(実業之日本社)他多数。雑誌、Web等でカフェやコーヒー特集の監修、記事執筆多数。Webサイト『東京カフェマニア』主宰。

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合羽橋珈琲

合羽橋道具街でコーヒーを


飲食業のプロもお料理好きのひとも厨房器具やお鍋をさがしにでかける合羽橋道具街。西日が射す時刻に道具街の端から歩きはじめたのですが、延々と軒をつらねる問屋は半分近くがすでにシャッターをおろしていて、舗道の人影もまばらでした。

それでも、ル・クルーゼやフィスラーのお鍋が各店の棚でお安く売られているのを眺めて、真剣に購入を検討したり、コーヒー好きにはおなじみのコーヒー器具専門店ユニオンをのぞいたりしながら歩くものですから、なかなか目的地の合羽橋珈琲にたどりつきません。

途中、SOIという美しいたたずまいの雑貨とうつわのお店をみつけました。あきらかに周辺の問屋の雑然とした店先とは別世界です。店頭では移転をひかえて小さなセールがおこなわれていました。江戸切子の小さなお皿を1枚、いただいたついでに移転先をたずねてみると、「7月から合羽橋珈琲の2階に移転します」とのこと。
これから合羽橋珈琲におでかけになるかたは、いっしょにSOIも楽しめるようです。

合羽橋珈琲の店内

合羽橋珈琲は、道具街のはずれの交差点の角に、うっかり場所をまちがえて舞いおりた一羽の白鳥のようにたたずんでいました。内部の美しさを予感させる長いアプローチを進んで扉を開けると、古い建物の母屋と離れを再生した、ひろい喫茶空間がひろがっていました。


▼インテリアのテーマは「再生」。

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