加地亮選手

「向こうのうまさに翻弄されたという感じ。リーチも長いし、横幅もあったし、どうしてもクサビを入れられてしまった。ロングボールが入るとキープされる。そういう時は2人で囲みに行く必要があると思った。もう少しバラックを押さえるとラクだったのかな。彼を止めないとボールを散らされるから。イナたちボランチか自分たち最終ラインのどっちかがバラックを見ようという話をしていたけど、相手の体の預け方がうまかったし、余裕もあった。

ああいう展開になると、GKと最終ラインの間に速いボールを入れるくらいしかチャンスにならない。前半のビッグチャンスはそういう形だった。でも俊哉さんも空いていたから、そこに出していたら1点を先に取れていたかもしれない。冷静さを持っていたらよかったのに。自分には最後の落ち着きが足りない。後半になってからは研究されてしまった。ドイツは流れの中できちんと修正してきた。ボールのとられ方も悪かった。もっと正確性を高めて、中央で取られないようにしないといけない」

茶野隆行選手

「中盤でのバランスが向こうはすごくよかった。日本相手でも簡単にやってきたし、パス回しもすごく速かった。こっちはうまく回せなかった。フィジカルの強さもあったしね。2列目から飛び出してくる動きをケアしていたけど、意識しすぎたところもあったかもしれない。

クローゼはフィジカル的にも強いし、結果的には2ゴールされた。もう少しやれればよかったけど。バラックに関しては、飛び出しへの対応はよかったけどボランチと僕らの間の中途半端な位置に入られた時にバランスが悪かった。バラックをつぶせば勝ちもありえるとジーコも試合前に言っていたのに、つぶせなかった。それが試合結果に出たと思う。

僕らはもっと球離れを速くしないといけない。周りが連動しながら動けれんばもっとよくなる。最後のところの運動量も足りなかった。コンディション的にも厳しかったけど、苦しいところで持続できるかどうかが今後につながる。
今日は3枚だったらもう少しやれたかもしれない。4枚はかなり久しぶりだったし、人数も足りなかった。残念です」

楢崎正剛選手

「1点目がなければ試合の展開も違っていた。細かいそういう小さいミスがこのレベルでは致命的になるというのは、分かっていたことだったのも。個人的な修正だけなので。チーム全体の課題というわけではないと思う。 1点目がなければとついつい考えてしまうよね。前半から失点してもおかしくないところはあった。何とか集中力を保ったけど。早い時間帯に失点したくないという気持ちもあったしね。

守備陣に関しては、相手のシステムとか配置とかがそんなに難しいわけではなかった。4バックでも守れた。ボランチとバラックのところに問題はあったけど、それ以外は後ろも大きな問題はなかった。無難にやっていたと思う。久しぶりの代表ゲームでチャンスだったし、アピールしなければならなかったけど、結果も自分のプレーも100%ではなかった。でもこの試合だけじゃないですし、次があると思うから。

収穫はいろいろあるけど、シュートが良く飛んできたね(笑)。防ぐところは防げたけど、小さい細かいところで問題があった。1点目のところとかね。チームは自信持ってやっていましたし、新しい選手が入っても意欲的にやっていた。みんながゲームに慣れるという意味では、来年の最終予選につながったんじゃないですか」

オボモエラ選手

「今日はとても難しい試合だった。前半の日本は非常に強かった。後半になって、こっちのアタックがよくなり、2~3回のカウンターでゴールできた。後半はとてもハッピーだ。日本の選手に関しては、高原を知っている。彼はブンデスリーガでプレーしている選手だからね。彼を守るのはとても難しい。でも3-0という結果が出たのだから我々にはよかった。自分自身も90分間プレーできた。代表戦というのはとてもナーバスになるし、難しいものだ。最初は自分も慎重になっていたけど、今日はいい結果が出てよかった。日本のサポーターもよかったね。僕らのことを応援してくれたし、雰囲気も最高だったよ」

バラック選手

「長い時間かかって日本に来て、満足いく試合ができたと思う。日本代表で印象に残った選手はGKの楢崎。ドイツに対してすごくいいパフォーマンスを見せていた。イランと日本との差については、比べるのは難しい。イランもスピードがあるし、ヨーロッパとはスタイルが違う。イランに行った時も大観衆がいたことが印象的だったけど、日本もいいチームだったと思うよ」

(取材・文/元川悦子)

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