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占い哲学序論 1 占い的 物の見方(2ページ目)

赤いイチゴを赤くて綺麗だと見て感じる。一般的な視点だけにとどまらず、なぜ赤い?また、綺麗な赤はどうしておいしく見える?とかんがえていくと...

執筆者:富永 隆光

これらの現実を考慮していくと

占い師に必要な素養と研鑚は

1)占いを読み取る力

2)結果をクライアントに伝える能力

この2点が最も重要な要素であるわけです。

1)は言うまでもなく、日々、占い的努力・研究をすることでまかなうものです。

2)は占いだけをしていても、現場では役に立ちません。
いわば、ここが難関ですね。

2)については占い師自身の人生観が最も色濃く反映される場でもありますね。

クライアントの要望に対して「成功したいなら、〇〇して下さい」

〇〇して下さい。この〇〇がある意味で占いのすべてかもしれません(笑)。

また、この〇〇に対する、占い師の性格的アプローチに関しても個性が顕著にあらわれる物です。100%不可能でない限りチャレンジする事を進めるタイプ、限りなく成功率が高くないと諦めを則すタイプ、などなど、但し、これらの性格はクライアント自身が占い師との相性によって自然と選択していっている事であるといのが現状でしょう。

さて、ここで諫言ですが占い師との馴れ合いの危険性ということも考えなくてはなりません。

お互い人間ですから、言いづらいこともあれば、顔なじみになって占い師自身がクライアントに言うべきことを和らげてしまうようなこと。

現実的にこういったことは、必ず起こり得るわけです。

クライアント的にはいつも差障りのないことや、同じような決め台詞(意外と多いかも 笑)で適当に毎回締めくくる占いに通い続けることの注意を。

占い師的には営業的にクライアントに去られてしまうことへの恐れに打克つ、強い気持ちを。

両者とも忘れて欲しくないものです。

まあ、クライアント的には占い好きともなれば、適当に必要な状況における占い師を使い分けている人も少なくないようですが。これもひとつの手段ですね。もちろん、占い師側からはこの手のクライアントは嫌われますが。

その際、マイナスの感情を占い師に起こさせないようにクライアントがすることは意外と簡単。他の占いへ行った事を言わなければいいわけです。多いのは「〇〇占いではここういっていたのに...」と、他の占い師の結果を披露しながら色々な占い師の元に同じ鑑定内容をさせに来るクライアントです。もちろん、このクライアントを正確に占うことのできる意欲を持ってくれる占い師はこの世にいないでしょう。クライアントの前では、文句ひとつ言わないにしても。(これはオフレコですかね?笑)

占いの話でちょっと横道にそれてしまいましたね...。

次回は2)の本題。結果をクライアントに伝える能力を構築していく方法について詳しく考えていきましょう。

占い師としての人生観の構築というか占い師としての哲学的姿勢の指針というか、そういったものに関して、何らかのヒントが言及できればいいのですが。

今回は以上です。
こういった考察はプロ占い師だけでなく、占いを楽しく活用してくださる占いフリークの皆様にとっても、各々の占い師が真剣に占い道?をいかに精進しながら歩んでいるかという事へのご理解をそくすものでもあり、加えて、その相互理解から、占い自体がより良き人生の指針をクライアントの皆さんの心に響くようになれば私自身も幸せです。

ちょっとした占いにおける、〇〇〇座は今月、恋愛運がいい!
と言っても、その言葉以上の内容を感じていただければという願いですかね...。

皆さんは如何でしょう?
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