占い/占い関連情報

占い哲学序論 1 占い的 物の見方

赤いイチゴを赤くて綺麗だと見て感じる。一般的な視点だけにとどまらず、なぜ赤い?また、綺麗な赤はどうしておいしく見える?とかんがえていくと...

執筆者:富永 隆光

占い師の物の見方についてお話しましょう。

占い師は基本的にはクライアントのトラブル(精神的なものから実生活・仕事など含めて)に関する対処法を相談される事が非常に多い仕事です。

これらの相談を受けて、一般的なアドバイスだけをクライアントに授けるのであれば、言うまでもなく、お友達相談と変わりないわけですからお金はいただけません。ですから、一般的な発想の視点にたった常識論にとどまらず逆転の発想とは言わないまでも、普通では思いつきにくい打開策を打ち立てていかなければ占いの意味などありません。

ここで問題になるのは、では占い師が一般とは異なる発想を得るためにたつ視点の立脚する場の持つ説得力です。

言うまでもなく占いですので、その立脚地点は様々な占いのジャンルによるものになるわけです。

霊感占いなら霊感

タロットならタロット

西洋占星術や四柱推命などの統計型なら統計

などなど

あらゆるジャンルの占いがそれぞれの存在意義をもち、違った哲学のもとに構築されているわけですから、おのずと占いにおける答え方は違ったものになるでしょう。答え方とあえて記述したのは、占いの結果自体は実の所、不思議なほど似通った形である場合が少なくなく、例えばタロットで導き出した答えが西洋占星術や四柱推命と同じであるなど、結局はその答えをどのようにクライアントに伝えるか?という、占い師自身の持つ哲学的姿勢が最終的な回答を決めているという事実に基くからにほかなりません。
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