タロット占いの第一歩、購入編ですね。
占いに来るお客さんからも、よく質問されることなんですが、
1)「何から、勉強したらいいの?」
2)「習いに行くべき?」
3) 「どんな本を買ったらいいの?」
4)「どんなタロットを買ったらいいの?」(第2回タロット入門講座で)
このあたりが最も多い、質問でしょうか。
では、順を追って解説していきましょう。
1)「何から、勉強したらいいの?」
これに関しましては、本屋さんとか占いの専門店以外でも手に入る、簡単な入門書付きのタロットカード・セットでというのが一般的です。ただ、余り難しく考えずに、タロットの図柄の好みで選ぶのが大事かも。何せ、最初ですからタロット占いの魅力のひとつ、美しいカード選びを楽しまない手はないですから。それに、タロット占いを好きになるも嫌いになるも結構、最初に購入したタロットカードの図柄が好みに合うか否か?が担っているともいえます。
また、最近ではネット・サイトでも非常に正確にかつ親切にタロット占いの解説をされているサイトが増えてきていますので、まずはそちらからチェックして興味を感じ続けられるかどうか考えてみるのもいいでしょう。
2)「習いに行くべき?」
特にプロ志望でもない限り、すぐに習いに行く必要はないと思います。ひと通り、簡単な本とかネットサイトの解説とかで勉強してみて、好みに合うようでしたら、習いにいかれてみては如何でしょう?
タロット占いの場合、教える者も習う者もその感性の合う合わないが非常に重要な占いですので、最初に習った先生と感性が合わなければタロット占い自体を嫌いになってしまう可能性もあります。ですから、ある程度、タロット占いに関する自分の感性を把握してから、各教室の門を叩くほうが安全だと思います。
3) 「ガイドおすすめのタロット書」
本の購入は、プロを目指すかどうかにもよりますが最初のうちは 1)でお話したようにタロットカードの付いた入門書で充分でしょう。もう少し、本腰を入れて勉強をしてみたい人とか、一度挫折したけど再チャレンジされてみる人には以下のような本のそろえ方がおすすめです。
A) タロット事典的な本
例1)タロット大典 東條真人著 国書刊行会
全カードにいきわたる5つの物語(大アルカナ1つ・小アルカナの物語4つ)。この物語を読み進むにつれて読者がタロットの基本的な意味を理解できていくように考えられています。もちろん、各カードの意味も基本から占いの展開(時間的変化)へ応用できるよう非常に工夫されています。
例2)タロット解釈実戦事典 井上教子著 国書刊行会
ひとつのカードから発生する意味はひとつではありません。タロット占いにおいて、自分自身が感じるカードの意味というものが上達の過程では必要になってきます。そのとき、この本なら、カバラや西洋占星術などとのかかわりなどについても詳しく言及していますので役立つことでしょう。また、各カードの意味においても大きな解釈の幅を持たせて掲載されていますので、カードの意味を自分のものとして醗酵させていくには最適な本のひとつであると思います。
例3)トートの書(最初は難しいかなぁ…)
この本は知る人ぞ知る、アレスター・クローリー氏自身が書き下ろした、タロット解釈の専門書です。カバラ色が少し濃いですが、もし氏のタロット「トートのタロットをお選びなら、一度は手にして欲しい本です。カードの解釈については詩的な表現が多いですので慣れるのには少し時間が必要かもしれません。