毎晩睡眠をとる私たち人間は、だれでも必ず夢をみるといいます。

今回はこの夢の秘密を探ってみることにしましょう。

ひとはなぜ夢をみるのでしょうか?

桃花
ひとが夢を見る理由にはいくつもの意味が隠されています
わたしたちはだれでもが夢を見た経験を持っています。この世の中で一度も夢を見たことがないという人は一人もいません。そう思っている人がいたとしてもそれは単に夢を見た記憶が朝まで残っていないだけ。

わたしたちがなぜ夢をみるかに関しては多くの研究が行われていますが決定的な回答はまだ得ることができていません。

ところが、大脳生理学の世界でもスピリチャルな世界でも夢には人間の意識とこころを進化させる役割があるのではないかと考えられ始めています。

大脳生理学的夢の解釈

大脳生理学では「眠り」を通して夢と人間の脳の関連性にアプローチする方法が試みられているようです。

人間の眠りには、みなさんもご存知のようにレム (Rapid Eye Movement) 睡眠とノンレム(Non Rapid Eye Movement)睡眠の二種類があります。人は睡眠中この二つを交互に繰り返ますが、レム睡眠の間は眠りながらも眼球が動いており大脳は覚醒に近い状態にあるといいます。

夢はこのレム睡眠の間に見られる現象です。一方、ノンレム睡眠では夢を見ることはなく大脳は完全に休息状態にあると考えられています。つまり脳を休息させるという観点からみれば、ノンレム睡眠があれば充分で、レム睡眠の必要はないのではということになります。しかし、そうなると夢も存在しなくなります。

それでは、なぜ人間にはレム睡眠とそれにともなう夢という現象が生じるのでしょうか? ちなみに大脳の発達の遅れた動物にはレム睡眠は存在しないそうです。

大脳生理学においては、その回答を脳の発達に結びつけて考えているようです。その説によると「人間の夢は脳が外部的な刺激を受け止めて正常に処理してゆくための機能を身につけるためのシミュレーションの役割を果たす」といいます。

脳は、その発達段階において、外界から受けるあまりにも沢山の刺激をうまく処理しきれないという状況を想定して、夢というバーチャルな世界でまずはシミュレーションを行って準備をしておくというわけです。

その証拠に胎児の睡眠はそのほとんどがレム睡眠で占められているのに対し、成人のレム睡眠は全体のわずか20~25%という統計が確認されています。

では、なぜ成人になった私たちにとってレム睡眠が必要なのでしょうか?

大脳生理学においては、それは「記憶の再構築・再編集に関係があるらしい」と考えているようです。

それは、人間の感覚器が外界から受け取るデーター量が一般的に活用されている脳のファンクションの容量をはるかに超えているため、それらのデーターをなんらかの形で受容しやすいように処理する必要があるためだといわれます。

心理学的にいえば、データーの一部は記憶からは忘れ去られながらも潜在意識という形のデーターベースに格納され、それが必要に応じて夢の中に現れるという訳です。

科学における夢に関する研究は着々と進歩しているもののまだその全貌は明らかにされていないというのが現実です。

大脳生理学の世界以外でも夢に関する考察は古くから盛んに行われています。

今度はスピリチャルな世界における夢の意味を考えてみることにしましょう。

次のページからはスピリチャルな世界における夢の意味を探ってゆきます!